バス釣り上達の必須アイテム「偏光サングラス」。お店の人が言わなそうなアドバイスや、経験と使用者の声などからの注意点など、特に初めて買う人へ読んでほしいまとめです。
偏光グラス選びで十分にアドバイスを受けたつもりでも、使ってみて気づくことや失敗もあります。
初めて買うレンズカラー選択のポイント。おすすめ色
サイトマスタークラスの上等な偏光グラスを初めて買うなら、よく吟味したいですよね。特にレンズの色。「レンズカラーの選び方」のようなガイドを探すわけですが、それを読めば読むほど迷うと思います。
1本目のおすすめはオールマイティな色??
お店の人に聞くと、「1本目はオールマイティな光量的にも中間程度のカラー」を無難に勧めてくることが多いと思います。
TALEXレンズでいうと「トゥルービュー系」「ライトなブラウン系」「アクションコパー」あたりでしょうか。もちろん間違いじゃありません。
ローライト用カラーは1日中使えてしまう
しかし、よく考えてみてください。オールマイティタイプではローライト時(光量が少ない時)によく見えなくなります。
ローライト用カラー(薄いレンズカラー)は、眩しくてつらい状況でもあれば別ですが、ローライトでない時間帯でも使えます。TALEXレンズでいうと「イーズグリーン」や「ラスターオレンジ」は、1日中使うことが可能なのです。
オカッパリでは、光量が減る要素は意外と多い(盲点)
岸際カバーを狙う釣りが多い人や、小さいフィールド・細長いフィールドでの釣りほど、視線が日陰であることが多くなり、ローライト用の守備範囲に入る場面が増えます。
同様の理由で、野池のオカッパリは光量が減る要素多いです。
視線の先が暗いなら、ローライト用でよいのです。ローライト用は「朝夕まずめ・雨や曇などに使用する」という説明があり、そこから誤解が生まれます。
自分の釣りで一番有用なのはローライト用です。知り合いにもローライト用で1日通してしまう人は多いです。詳しくは下記を参照ください↓
オカッパリで複数の偏光グラスを持ち歩くか?
オカッパリバサーで複数の偏光グラスを持ち歩く人は少ないと思います。理由は単純にジャマだからです。
となると、1色での利用範囲が広いほうがよいのです。季節やどんなフィールドかにもよりますが、1色に絞るとローライト用に落ち着く人が多くなる、そういう傾向があると思われます。
(車の中に予備を置く場合、夏場など車内温度が上がれば高温劣化させてしまう失敗があります。詳しくは後述)
光量が多い時に薄いレンズカラーは目に悪い?(間違い)
ローライト用の薄いレンズカラーを光量が多い時に使うと目に悪いのではないか?という疑問があります。
TALEXレンズの「イーズグリーン」や「ラスターオレンジ」には紫外線吸収剤が練り込まれており、レンズカラーが薄くても、濃いレンズカラーと同様に有害な紫外線はカットされます。
お金があるなら何色も購入できますが…
サイトマスターのページに「偏光サングラスは、太陽光線の量によって掛け替える事がベストです」とあります。その通りです。
レンズカラーそれぞれに利点や向く状況があります。お財布に余裕がある人なら何色も購入するのもありでしょう。
「1色でもほぼイケる」が58%(3色以上所有者の回答)
偏光グラスのカラーを3色以上持っている人にツイッターで聞いたところ(回答数約200人)、「1色でもほぼイケる」が58%もいました(思った通り)。
偏光グラスのカラーを3色以上持っている人に質問です。意外と好きなカラーに片寄って使ってませんか?年間通してどのカラーを使用していたか考えてみるとどうでしょう?(RTもお願いします)
— つかじー@蛇の道は蛇バス釣り (@tukajii) 2018年1月14日
多色持っているアングラーでも、よく使うカラーは「1個、せいぜい2個」だったりするのが実態のようです。
「1色でもほぼイケる」なら、そのレンズカラーは何?
「1色でもほぼイケる」と答えた人にそのカラーは何か聞いてみたら、「ラスターオレンジ」の圧勝でした!
サイトマスター・TALEXだけに絞ると、過半数がラスターオレンジ。次点がイーズグリーン、次次点がスーパーライトブラウンでした。 このどれもが薄い色のレンズです。やはり、「ローライト用はハイライト用を兼ねる」ということです。
以下、ツイッターでいただいた主なご意見です↓
ラスターオレンジがメインですが一応2個持ちでイーズグリーンブルーミラーも持っていて雨の日等はイーズグリーンでそれ以外は基本ラスターオレンジです☆
関東ならこの布陣が良いと思います。
— すていど (@tabineko_7) September 5, 2018
自分がメインでやる時間帯の朝まずめはラスターオレンジ、つかじーさんオススメだけあってホントこれ一本でイケるなと。
次買うときは試しにイーズグリーンを買う予定ではありますが(^^)— みかん@埼玉 (@mikan_saitama) September 5, 2018
出張先ではそれほど持ち歩けないため1本だけ持っていくのですが、バスフィッシングではラスターオレンジを使います。
釣果の伸びる朝夕などローライト時、とても見やすいレンズだと思います。
— うなぎいぬ Amadeus Ver.2.31 (@unagiinu1092) September 5, 2018
ラスターと ライトブラウンなんすけど……ぶっちゃけると ローライトで ラスター 日中で ライトブラウンですかね(笑) めんどいと、一日中 ラスター掛けてます👍(ФωФ)
— レボおじさん (@revoojisan) September 5, 2018
ライトグレーのミラーコート?だっけかとイーズグリーンを常用していますが、イーズグリーン掛けっぱなしになっています。
— 国分のオンチャン (@08019969132) September 5, 2018
イーズグリーン1色あればどこでも行けちゃいますね!
他の色だと日中でも光量落ちちゃうので見づらいというか…
元々はサングラスなんてしてないところからイーズグリーン使い始めたので全然眩しくないですね😆— はるしげ@ぼくらの釣遊記 (@bokutsuri_hrsg) September 6, 2018
※レンズカラーの合う合わないは個人差があります。水質(水の色)や底質(ボトムの色)など、フィールドによっても見え方は変わります。
1本目のおすすめはローライト用。ラスターオレンジ
ということで、
1本目のおすすめはローライト用レンズカラーです。具体的には、TALEXレンズならラスターオレンジ(一押し)かイーズグリーンです。
レンズカラーの合う合わないは個人差があるので、もしラスターオレンジが合わないようならイーズグリーンでよいと思います。(ラスターオレンジが登場する前は、イーズグリーンがそのポジションでした)
偏光サングラスのフレーム選びで失敗するケース
フレームはデザインで選びますか? もちろんデザインも重要ですけど、ストレスにならず快適に使えることを最優先したほうがよいです。となると…
痛くならないフレーム?軽いものがよい?
お店でフレームをフィッティングして、それが快適だったとしても、1日中掛けていれば痛くなるかもしれません。実際に使ってみないとわからないものです。
レンズやフレームが軽いものほど耳や鼻が痛くなりにくい…正しいアドバイスです。でも、レンズが大きく重くても痛くなりにくいフレームもあります。
サイトマスターのキネティックはレンズが大きくて見やすく、それゆえ重いのに、痛くならない(なりにくい)です。自分で調整でき、調整範囲が広く、頭にフィットするタイプだからです。サイトマスターのベクターも同様のタイプです。
フレームの調整範囲の広さがポイント
最初から自分にとってベストに近いフレームに出会える人は少ないと思います。何本か使ってみてその中に使い心地がいいものがあり、そればかりを使いたくなる…それが普通かもしれません。
もちろん、長時間の使用で痛くなるならお店で掛け具合の調整もしてくれると思います。が、調整の幅はフレームによって違い、それも限界があります。
調整範囲が広いフレームを選ぶほど、フレーム選びに失敗するリスクが小さくなります。また、自分で曲げて調整できるタイプなら、なお快適に近づきます。
バス釣り用偏光サングラスの選び方。ポイント整理
・1個目のレンズの色は「ローライト用」がおすすめ。野池オカッパリが多いならますますです。具体的にはラスターオレンジかイーズグリーン。ローライト用はハイライトでも使えるが、その逆は無理。
・多色持っている人でも、偏光グラスは1日中1色で通してしまう人がけっこう多い。
・オカッパリでは、偏光グラスを複数持ち歩きたくない。ゆえに、持っている1色での利用範囲が広いことが重要。
・痛くならないフレーム、それは店頭で試着したくらいじゃ分からない。長時間使って初めて分かること。
・重いフレームでもフィットするタイプは軽く感じ(重量だけの問題ではない)、痛くなりにくい。
・調整範囲が広いフレームが無難。自分で微妙な調整ができるフレームがあり、それならば失敗するリスクは少ない。
当然ながら、お店やメーカーは複数買ってもらったほうが儲かるわけです笑。
安い物買うよりおすすめはサイトマスター・タレックス
サイトマスター(タレックスレンズ)の偏光サングラスは高価ですが、性能面で優秀です。
レンズ交換はもちろん、交換用パーツも長期間ストックされていて、フレームの修理などもやってくれます。
バス釣りを本気で何年もやる前提なら、サイトマスター・タレックスが間違いないです。安い偏光サングラスは長持ちするかどうかわかりません。
釣りで偏光グラスが劣化する。長く使ってコスパUP
扱いが悪ければ、偏光サングラスの劣化は早まります。逆に言えば、高い偏光サングラスでも扱いに注意して長く使えば、結果としてコスパは良くなります。
偏光サングラス劣化の主な要因は、「水分(雨)による周辺からの色抜け」と「車内高温による変色」。その2つが大敵です。紫外線カット効果は、一定量の紫外線を浴びてしまう終わるので無駄に光にあてずケースにできるだけ入れることです。
水分付着や高温などによる劣化と寿命、使用上の注意事項などをまとめましたので参考にしてください↓
コメント
どうもです( ´∀` )
ローライト系レンズ=オールマイティレンズだと私も感じてます。
つかじーさんは変更サングラスの記事をたびたびアップしてますが
それを読んで次はラスターオレンジを買おうと決めてます。
今のイーズグリーンの買い替え時期が来たらですが・・・(笑)
ころっけさん、どうもです~w
そうですね、ローライト系レンズ=オールマイティレンズ です(∩´∀`∩)
買い替えましょう!!笑
↑byころっけ
またやっちゃいました・・
つかじーさん、こんにちは。
偏光ネタ、相変わらず面白いです。
私の場合、巨顔なので(笑)メタルフレームを使ってます。
セルフレームも使ってみたのですがこめかみを締め付けて頭痛の種でした。
メタルだと自分で調整が効くので便利です。
最近、サイトマスターのラインアップにはメタルフレームが少なくなりましたね。
高価なチタンフレームのものしかない…。
まあ、本気で購入する時に心配すればいいだけの話ですけどね。
次回の記事も楽しみにしております。
バスヤロウさん、どうもです~
こめかみにきますか…メタルフレームなら大きく曲げて調整できるんですね(^^)どれくらい巨顔かにもよりますけどキネティックも調整幅が広いのでいけるかも?!
つかじーさん、こんばんは。
メタルフレームでなくともツルの部分での調整ができるんですね、ビックリです。
とても参考になりました!
バスヤロウさん、どうもです!
お役に立てて何よりです〜(^^)