ブラックバスのオスメスを確実に見分ける方法。産卵期とその前後のみ有効な見分け方

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ブラックバスの雄雌の見分け方はないと言う人もいますが、スポーニングシーズン(=産卵期間とその前後)のみ有効な見分け方があります。

雌バスに見る産卵管の突出

腹が膨れているだけでは雌とは限りません。確実な判別方法は「産卵管の突出」です。

スポーニング中(ミッドスポーン)の雌バス

次の写真は2013/4/25に釣ったバスですが、ミッドスポーンの雌バスは肛門の脇に産卵管が突出しています。

肛門の穴の少し下にある赤い部分、それは血塊などではなく産卵管です。ミッドスポーンすなわち、産んでいる期間中に釣れたバスです。

経験的に、産卵管の充血具合やその突出具合もこれくらいがMAXだと思います。

卵を産み落としている雌バスの拡大映像

「BIGMOUTH FOREVER」の中に、赤く突出した産卵管から卵が産み落とされる様子(拡大映像)が収録されてます。それが前述の説明を裏付けています。

プリスポーンの雌バス

卵を産み始める前、プリスポーンのサンプル(2011/3/10)です↓

雄蛇ヶ池3/10水位マイナス10cm、プリの45cm1本。
午後2時ごろ到着。日差しは暖かいが気温は低くくて風が冷たい。冷え込みで敬遠する人が多いのか今日は釣り人がほとんどいない。ボートは1艇だけのようでした。写真のように堰堤の余水吐から水は落ちていない状況で、見ての通り、水位はマイナス10cmぐら...

産卵管の充血は少なくまだそれほど突出してませんけど、トンガリお山になりつつあります。腹は卵でパンパンです。

ポストスポーンの雌バス

産み終えた後の雌のサンプルです(2013/5/16)↓

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とんがっていた卵管はだいぶ戻ってますが、まだ赤く若干盛り上がっています。

スポーニング期間の雌バスはナーバス

スポーニングにからむ雌はナーバスなので釣るのが難しいものです。産卵管がとんがっているような雌は、あまり釣れないと思います。

雌のほうがビッグサイズが多いので雌を釣りたいのですが、釣り方によっては雄ばかりになることもあるでしょう。昔の自分がそうでした。

釣れたバスをよく観察して事例をたくさん見ること

プリ雌とアフターの雌は、産卵日から離れるほど、判別が微妙になっていきます。

肛門(産卵管)をよく観察してその事例をたくさん見ることで、プリスポーンからアフタースポーンの長期間においても判別ができるようになると思います。

 

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