RVクローラー(ジャッカル)実釣インプレ!デッドスローでも水面の荒れに強いがノイジーじゃない

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ダッジ風の顔と言われているジャッカル・リヴォルテージシリーズのRVクローラー笑。超デッドスロー系クローラーベイトです。遅れてリリースしてきたからには、やはり期待しますよね!?

ジャッカル RVクローラーは重さ31g

RVクローラーの重さは、メガポンパドール(57g)とポンパドール(22g)の中間。ぱっと見のサイズ感的に、ポンパとメガポンパの隙間を埋める感じにもみえてしまいます。

■RVクローラー/ジャッカル Revoltage RV-CLAWLER

全長: 102mm
重さ: 31g(実測32.1g)
価格: 3,996円

ポンパドールシリーズとの比較

普通に考えれば、ポンパドールの血をある程度受け継いでいるのかなと思ってしまいますよね。自分も最初そう思ってましたが、ポンパドールシリーズとはかなり違います。

 

ボディ長は短尺ですが、デッドスロー系クローラーベイトだけに羽根はメガポンパドールよりも長いです。(羽根の重量は未計測)

 

下は、上からポンパドール、RVクローラー、メガポンパドールの比較↓

ポンパのようなノイジーではなく、むしろ逆

ノイジー感が強めなポンパドールシリーズですが、RVクローラーはそれとは一線を画すハネモノです。

「羽根の装着方式」「リアのペラ」「可動式リアフック」「ラトル入り」などのポンパドールシリーズの特徴のうち、RVクローラーが受け継いでいるのは羽根の装着方式のみ。

ラトルなしペラなしに加えて、低速では羽根からの金属音やポコポコという水音もほぼないと思います。つまりRVクローラーは、水面を揺らす波動で勝負するハネモノだということです。

ウエイトは、ボディ後方にウエイトボールが1つ入っているのみです。

また、丸くラウンドしている羽根の形状は大きな違いです(詳しくは後述)。羽根の位置についても、ポンパドールシリーズはかなり前目なのに対し、RVクローラーはボディのほぼ中心に羽根がついています。

有効速度はスーパーデッドスローからスローまで

使いやすい速度域は、スーパーデッドスローからスローくらいまで。遅めの中速くらいがギリギリ範囲です。速い巻きはアクションが崩れます。スロー巻き専用機と言ってよいと思います(普通に巻きたい人は違うクローラーベイトを使うべしです)。

RVクローラーの水面ピクピク

この仕様で、水面ピクピク(スーパーデッドスロー)はどの程度イケるのか?そこが一番気になっていたところです。

かなりイケてますよ。それでも、アベンタやダッジのほうがやや上手。ピクピクをメインにやりたい人は、アベンタやダッジのほうがよいと思います。

RVクローラーのスローリトリーブ

超デッドスローから少しずつ速度を上げていくと、スローリトリーブくらいでボディの弾み(ボディの揺れ)が大きくなるところを感じます。ソコが ”ツボ” だと思います。

RVクローラーはボヨンボヨンするアクションが出る

RVクローラーは、説明書きにもあるようにボディの浮力が強いです。

そのため、スロー巻きくらいの速度では水面で弾むようなアクションになり、ボヨンボヨンと水面を強く押します(スローリトリーブ時の動画の通り)。その時には強い波動を起こしていると思われ、水面から離れた水深にいるバスに気づかせる力が強まると思われます。

次は、後述するジャッカル公式動画のシーン、キャプチャ画像です↓

デッドスロータイプのハネモノなのに、”水面に波がこんなにある状況”でのシーンをピックアップしているのは、RVクローラーが水面を強く押す力があるという理由がありそうです。(メーカーはそう明示的には言ってませんが)

デッドスロー系クローラーベイトはベタ凪で使うのが理想と言われることが普通ですけれど、差別化したい意図を感じます。

巻き速度によっては(ボヨンボヨンさせれば)、少々水面が荒れているくらいはOKだと思います。ノイジーとは逆だと書きましたが、上の写真のようなノイジーを使いたいようなシーンでもアリなのかもしれませんね。

巻き速度のツボ。そこが気持ちイイ

ボヨンボヨンする速度=巻き速度のツボです。そのツボを意識して巻くと、巻いていても気持ちが良いはずです。そして、ルアーも力をよく発揮すると思います。もちろん、その速度が、バスが反応する速度であるならばの話ですよ。

インプレ試投中にRVクローラーで釣ったバスもそのツボでした。

 

実はこのボヨンボヨンする特徴、4年前にアベンタ羽根を使用して作った自作クローラーベイトにも同じ特徴があります。短尺で高浮力というのも似ています。この自作クローラーベイトでかなり釣りました…。

キャスタビリティ、飛距離や着水、片羽根閉じは?

ポンパドールやメガポンパドールで起こる「着水時の片羽根閉じ」は、RVクローラーでも起こります。(片羽根閉じが起きたら、軽くジャークするなどして解消できます)それでも、着水時にちゃんとサミングしてやれば羽根がしっかり開くのであまり問題はありません。とはいえ、サミングしにくい状況、投げにくい状況などでは難点になるかと思います。

キャスタビリティや飛距離まあまあな感じ、遠投向きではありません。オカッパリで遠目を攻める、あるいはキャストしやすさを特に求めるならば他のビッグクローラーベイトがよいと思います。

浮き姿勢は水平で、巻き始めのアクション起動は良好(片羽根閉じなければ)です。

RVクローラーのステンレス羽根の特徴

ポンパドールシリーズは、羽根で水を受け流すタイプです。それに対し、RVクローラーの羽根は水を捕まえる形状。平面タイプではなく丸くラウンドしている羽根は、水をしっかりつかまえます。

 

メガポンパドールに比べて、羽根の穴が一回りほど大きくなっており、その分の羽根のガタツキ(遊び)は適度にあります。逆に、ヒートンはあまり動きません。

アルミ羽根のクローラーベイトに比べると、リトリーブ時に羽根からの金属音はあまり出てないはずです。その点で、他のデッドスロー系のアベンタやダッジとは異なります。

パケ出しそのままで調整不要か?

パッケージから出してそのままで使えばOKかというと、少し調整が必要でした。デッドスローから低速くらいは問題なかったのですが、水面ピクピクをやると斜行する症状がありました。

それはイマイチですね。個体差かもしれません、他の方はいかがでしょうか?

パケ出しでほぼ100%の状態で使えるアベンタやダッジに比べ、羽根の接続方式(2本のヒートンと円形穴による接点)による違いなのかなと思いました。

それでも調整は、手やペンチで羽根をわずかに曲げて(羽根の根元を曲げ)左右のバランス調整をすればよく、その場でできます。戻すのも比較的容易です。

RVクローラーは、”食わせ”のビッグクローラーベイト

説明文に、「”食わせ”のビッグクローラーベイト」という説明がありました。逆に「威嚇」や「威嚇バイト」の文字はありません。

ルアーの説明書きにビッグクローラーベイトが”食わせ”だと書かれたのは、これが初だと思います。前からいろいろ書いてるように自分も同意見でございます。

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また、スーパーフィネスなビッグクローラーベイト、それがRVクローラーだと書かれてありました。

Revoltage RV-CLAWLER 公式動画

RVクローラーの公式動画です。水面に波がある状況でも使用しています。

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コメント

  1. ワカ より:

    早速のインプレありがとうございます。
    私は荒れ気味な天候の日を狙って釣行するので
    これは好きなタイプかも♪

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