カナモいわく”場外ホームランが狙えるデカダッジ”(レイドジャパン)。実釣使用感含めインプレです。
テスト段階で徐々に小型化されてしまったダッジが、本来のデカ羽根サイズへと原点回帰。マニアとしては買わざるを得ないです。
(カラー/ピンクトリック)
- ホナケン再び。そこに原点あり
- デカダッジ(レイドジャパン)重さ2oz
- デカダッジのアクション、独自の個性あり
- 踊る動きはラインテンションに敏感?
- チャプチャプ系の水音。使える速度帯は広め
- 飛距離はそれなり。羽根はちゃんと開く
- 羽根やヒートンの耐久性が気になる
- 追記)羽根受け金具(ステー)の耐久性に…?
- 曲がりやすいなら、曲がった時にすぐ治せるかどうか?
- 交換用のデカダッジ羽根セット
- 注意)デカダッジのネジがめっちゃ固い
- デカダッジ用のタックル・ライン(プロモ動画より)
- デッドスロー系の羽根モノに使うラインは?
- デカバス狙いには、ダッジでは不足だった
- デカダッジとメガベンタ。似てる2つの比較
- デカ羽根マニアは間違いなく買いです
- デカダッジのユーザー満足度
- クローラーベイト各種の実釣レビュー&使い方
ホナケン再び。そこに原点あり
元々はデカかったんです。2013年にルアマガに初登場した時のダッジ=ホナケンは2ozでした。そして、こいつは羽根が後方に反っていました。
(ホナケン:ルアマガ2013年9月号より)
ダッジが出た時のインプレで「1ozまで小型化されてしまい、デカ羽根マニア的には残念…」と書いたのを思い出しましたw。
デカダッジ(レイドジャパン)重さ2oz
デカダッジ
デカダッジ(レイドジャパン)
重さ:2ozクラス
全長:130.5mm
価格:5,200円(税別)
デカダッジは、ボディ長だけでいえばNZクローラー(134mm)に近いです。ボディのボリューム感はメガベンタと同じくらいです。
実測重量は、55g。
デカダッジの羽根を開くと、180度以上です。そうです、前述のダッジのプロトのように。すでにあるハネモノで、180度以上開いてるのはアベンタRSくらいです。
上の写真で、このカラーは透けるので内部ウエイト形状&位置が見えてますけど、それが興味深いです。
デカダッジのアクション、独自の個性あり
アクション特性は「超デッドスロー特化タイプ」かと思っていたら、微妙にズラしてきた感じです。
もちろん超デッドスローで動きます。動画のように、超デッドではほぼロールのみのアクションです。
やや速度を上げていくと、急に頭を左右に振り始め、水面で踊りだします。この動きが秀逸です↓
(セミがうるさすぎて、ルアーから出る水音が全く聞こえませんね笑)
もうちょい速度を上げると、もっと大きく頭を左右に振ります。それは、羽根が180度以上に開いていることと関係していると思います。
踊る動きはラインテンションに敏感?
頭を左右に大きく振る動きは、ラインテンションにとても敏感な印象です。逆に言うと、ラインテンションを極力安定させて巻くから、その良い動きがでてくれます。
ラインを弛ませて巻くのが吉です(ラインを弛ませて巻くとラインテンションが安定)。これはデッドスロー系ハネモノ全般にも言えることですが、デカダッジは特にということです。
リールのハンドルを一定速度で巻くのは意外に難しいものです。よって、できるだけ道具の力を借りるべきです。ラインの種類、リールのギア比など、タックルバランスは重要になってきます。使ってみていい動きが出せないなと思ったら、そこを見直すべきです。
チャプチャプ系の水音。使える速度帯は広め
超デッドよりもむしろ、踊り始めるくらいの速度をメインに使いたいです。踊りはじめると、チャプチャプ系の水音がでて、控えめな金属音も聞こえます。もうちょい速く巻くと、ポコポコ系になります。
デカダッジは、メガベンタのように羽根が高く上がらない分、速めに巻いても暴れすぎずにアクションします。
メガベンタと比較すれば、デカダッジは使える速度帯が広めです。
飛距離はそれなり。羽根はちゃんと開く
キャスタビリティはそこそこです。2ozの割には飛びません。同クラスのメガベンタのようにはぶっ飛ばせないです。
その理由は…
写真のように、デッパリ(ネジの頭が出ている)によって「着水後に羽根が開きやすいようにした」ことで空気抵抗が増したこと、それとボディ形状によるものと思われます。前方にウエイトを配置していることも影響しますね。
羽根が閉じきらないことで、ダッジにあった”片羽閉じ”の欠点は解消されてます。
アベンタやメガベンタは、もっと閉じてるのに問題ないです。でも、デカダッジは全体のバランスからこれでギリなのかなと思います。使ってみてそんな印象でした。
羽根やヒートンの耐久性が気になる
デカダッジの羽根は、ダッジの羽根の特徴を継承せずに、イマカツタイプに変えてきた。イマカツとの違いは、羽根のスリットがとても広くガタツキが大きいことです。(※イマカツは羽根受け金具にもガタツキがある。デカダッジの金具はしっかり固定)
厚みもイマカツと同程度(約1mm)。アベンタRSよりでかいので最大級。その耐久性が気になります。(RSの羽根は約2.7g、デカダッジの羽根は約3.1g)
羽根のヒートンは、オリジナルダッジと同じもののようです。細いヒートンですので、曲がりそうな気がします。また、羽根の付け根(スリット部)も曲がりそうな気もします。
追記)羽根受け金具(ステー)の耐久性に…?
羽根強度を心配していたら、それよりも、羽根受け金具(ステー)が先にイクかも。たいして投げてませんが、もうこんなに傷が入り、少し削れてます。原因は着水の衝撃だと思います。100~150投くらいなげたかな…。
【デカダッジその2】羽根強度を心配していたら、それよりも、羽根受け金具(ステー)が先にイクかも。たいして投げてませんが、もうこんなに傷が入り、少し削れてます。着水の衝撃だと思います。ブン投げすぎかもね~爆 pic.twitter.com/GdEN0wBHDd
— つかじー@バス釣り蛇の道は蛇 雄蛇ヶ池 (@tukajii) 2018年9月2日
曲がりやすいなら、曲がった時にすぐ治せるかどうか?
ダッジは、羽根やヒートンが曲がりやすいけど、ちょっと曲がっても釣り場でなんとか修復可能でした。デカダッジもそんな感じでイケるのか? セッティングがズレてしまった時にその場でもとの良いアクションに戻せるかどうか、それが気になります。
羽根が180度以上に開いてますので、バスを掛けてゴリ巻き時に羽根に水抵抗をもろには受けず、受け流す感じになり緩和されそうな気もします。ランディング後は逆に、180度以上に開いていることで、バスが暴れて叩きつけられると曲がりそうですが…。
交換用のデカダッジ羽根セット
使い込んでみないと分かりませんが、羽根やヒートンは早めの交換が必要になるかもしれないです。それで交換用の羽根がすでにたくさん売ってるのかもしれません…。
交換用羽根セット(シルバー):1,200円(税抜)
注意)デカダッジのネジがめっちゃ固い
デカダッジの羽根やステーを交換する時、ステーを固定しているネジが非常に固く締まっていてなかなか回りません(他の人もそう言ってます)
普通の精密ドライバー(下の写真の細いやつ)ではネジの頭を潰してしまう恐れがあるので注意してください。実際、わたしはやってしまいました笑。
デカダッジ用のタックル・ライン(プロモ動画より)
プロモーション動画の中でカナモが推奨しているのは、ラインは「フロロの20ポンド」。リールは、クロナークのHGを使っているとのことで、ギア比的には7くらいが適当だと言ってます。
個人的には、ラインはナイロン20ポンド。リールのギア比はシマノでいうノーマルギア(6.2)をロングハンドルで使います。
ハイギアは、負荷がかかってない時の巻取りは速いです。が、デカバス掛けて負荷が掛かると、その負荷に負けてかえって巻取りが遅くなることが起こります。腕力にもよるので自分にマッチするものを選択するとよいです。
デッドスロー系の羽根モノに使うラインは?
「デッドスロー系の羽根モノに使うラインは何か?」とツイッターで聞いてみた結果、ナイロン主流(42%)ですが、フロロ(32%)もPE(18%)もそれなりにいますね。
デッドスロー系の羽根モノ。ラインは何を使う?(RTもお願いします!)
— つかじー@バス釣り蛇の道は蛇 雄蛇ヶ池 (@tukajii) 2018年8月31日
デカバス狙いには、ダッジでは不足だった
カナモも「数釣りはダッジ!そのフィールドのマキシマムサイズ(を狙う)はデカダッジ!」だと、プロモーション映像の中ではっきり言ってます。
デカバス狙いにはダッジでは不足だったんです。だからアベンタやリザクロ投げちゃうと…いまさら言うまでもないのですが、そういうことです。
デカダッジとメガベンタ。似てる2つの比較
ほぼ同スペックのデカダッジとメガベンタです。
デカダッジ | メガベンタ | |
重さ | 2ozクラス | 2ozクラス |
全長 | 130.5mm | 125mm |
素材 | プラスチック製 | ウッド製 |
価格 | 5,616円(税込) | 5,832円(税込) |
ざっくり言うと、「超デッドスローでピンの攻めがメインならメガベンタ(アベンタクローラーウッドリミテッド)。
詳しくは比較レビューをご覧ください。
デカ羽根マニアは間違いなく買いです
デカダッジはしっかりとした個性があり、デカ羽根マニア臭がプンプンするルアーでした笑。デカ羽根マニアは買いですね。同クラスのビッグクローラーベイトとの使い分けが面白そうです。
レイドファンの一般バサーは、2ozを使いこなせるかよく考えて、タックルを準備してから買いましょう!って感じです。
なんだか、デカ羽根戦国時代突入の気分www(∩´∀`∩)←アホ
デカダッジのユーザー満足度
デカダッジ販売の第2陣が終了して1週間ほど経った時点で、アンケートをとってみました。
【人気のデカダッジ★ユーザーアンケート】デカダッジを使ってみてどうですか?あなたの評価は?(RTもお願いします)
— つかじー@バス釣り蛇の道は蛇 (@tukajii) 2018年9月28日
回答者242人のうち、「デカダッジ最高!」が14%。一方で「よくわからない」が43%もいますが、2ozクラスのハネモノを使い慣れてない人でしょうか…。
クローラーベイト各種の実釣レビュー&使い方
クローラーベイト各種の実釣レビューや使い方をまとめました。
ビッグクローラーベイトTOP20。人気ハネモノの動画とインプレをランキング形式で紹介!
コメント
つかじーさんこんばんわ!
早速購入されたのですねぇ、いいなぁ
私も入荷情報を知り、店頭に急ぎましたが
速攻で売り切れたみたいです(涙)
次回はいつ販売されるのか・・・
マジで3倍位の量を一気に販売して欲しいです
ワカさん、どうもです!
私も自力では無理でした。なんとか譲っていただきました。
人気ありすぎで困ったもんです(^^;;
つかじーさんこんにちは^ – ^
早速デカダッジインプレ流石です!!
自分は欲しかったのですが、購入出来ませんでした。。
皆さん転売目的なのか デカ羽根マニアなのか分かりませんが ほぼ瞬殺で完売でしたね…ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
また羽根モノフィーバーが来そうですね!
イッチーさん、どうもです!
デカ羽根マニアより転売目的の人のほうが絶対多いですよ、困ったもんです(^^;
初めてコメント失礼します。
つかじーさんは、ロングハンドル何ミリをご使用ですか?
96.102.108で悩んでいます。初ロングハンドルなのでオススメをお伺いしたいです^ ^
ちなみに、リールは12アンタレスハイギア、用途はデカ羽根モノ、ビッグベイト、テキサス、ジグなどになると思います。
ヒデボーイさん、はじめまして!コメントありがとうございます。
わたしは102mmを愛用してます。それくらいで良いと思います(^^)
こんばんは(^^)
自分は入荷日がたまたま休み&たまたま神田の上州屋にいたので買えました。
明後日に三島湖にて実釣予定です!
ダッジにはかなーり良い思いをさせて貰ったので、デカダッジにも期待しております!!
ゆーけーさん、どうもです!
それはラッキーでしたね~ わたしは自力では無理でした(譲ってもらいました)。
単なるサイズアップ版じゃないです(^^)
つかじーさん、こんにちは!
ダッジは未だ人気が衰えないですねー。
先日 レイドルアーの販売告知があったので、バズベイトが欲しくて早朝に行ったんですが、すでに十数人並んでましたw
なんとかお目当てのバズはgetできました。
せっかくだからデカダッジ見てみたかったな〜
実釣インプレありがとうございます。 カラダに染み渡ります!
ちゃんちょめさん、どうもです~
人気ありすぎですよねwwこまったもんですw
商売上手ですねまったく(^^)
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