バサー最新号の田辺道場は”ギルネストパターン”ですが、田辺さんの話を否定できる点が2つあります。
「田辺道場ギルネストパターン」と、雄蛇ヶ池におけるギルネストパターンの相違点の話です。
ギルネストのビッグフィッシュパターンは初期限定?
田辺さんいわく、「ギルネストのパターンでビッグフィッシュを狙えるのは初期段階だけ」。
5月からはじまるギルのスポーニングで、初期(5月?)限定でビッグフィッシュパターンがあるという話です。
田辺さんのこの話は千葉県のリザーバーでの経験によるものですが、私の長年の雄蛇ヶ池での経験とは異なります。
雄蛇ヶ池のギルネストデカバス実績はネスト最盛期
雄蛇ヶ池のギルネストパターンは5月中旬頃から始まります。始まるタイミングは田辺道場の話と似たようなものです。
しかし、ギルネストのビッグフィッシュ実績は、初期よりもむしろギルネスト最盛期の頃、主に7月頃です。
(2014.7.10撮影のギルネスト群@雄蛇ヶ池)
その理由はわりとはっきり見えています。
初期よりもギルネスト最盛期である理由
ザリガニパターンとの兼ね合いです。
雄蛇ヶ池の場合、5~6月はシャローにたくさんのザリガニが見られ、それも小型~中型の若いザリガニが多いです。
(2018年6月3日撮影)
ポストやアフターのデカバスにとって食いやすそうな餌で、実際にこれを食っています。そういう場所を重点的にオカッパリしていれば、昼間から実際に食っているのを目撃できるくらいです。
(ドシャローで釣った50UPの肛門からザリガニの足/2011年6月23日)
シャローの見えるザリガニが減ってくる7月頃になると、ギルネストパターンが強力になる、そういう相関を感じます。
理由その2
理由のもう一つは、単純に、7月頃になれば回復したデカバスが増えることです。ギルネスト最盛期のギルネストで釣れるのはそういうバスです。
下記は先日、自分の6/3釣行記からですが、
あちこちにギルネストを確認。見えザリガニもシャローにたくさんいる。ギルネストまわりにもたくさんいる。
何が言いたいかというと、
ギルネストまわりにザリガニがたくさん居ると、もはやどっちのパターンだか分からなくなることもあります笑笑。
ワンド最奥ギルネストにスーパービッグは入ってこない?
田辺さんが言う「ワンド最奥ドシャローのギルネストにスーパービッグフィッシュは入ってこない」。
これも雄蛇ヶ池では「ノー」です。入ってくると断言できます。実際何本も釣っています(雄蛇ヶ池でいうスーパービッグは55クラスのバスです)
ポストの魚は食べやすい餌を優先する傾向が強い
田辺道場にも「ポストの魚は食べやすい餌を優先する傾向が強い」とありました。まさにその通りだと思います。
フィールドの状況・フィールドの環境によって食べやすい餌が変わり、パターンが変わるわけです。
ギルネストパターンはデカバスが釣れる
雄蛇ヶ池の実績ベースでは、ギルの産卵は、バスの産卵から1ヶ月か1ヶ月半くらい遅れて始まります。
雄蛇ヶ池のギルのスポーニング時期は、概ね5月中旬くらいから8月中旬です。メインは6~7月で、まれに秋にまでずれ込んで産卵する場合があります。産卵期間はけっこう長いです。
※上のギルネストの写真は2014年8月7日に撮影しています。
最後に
これはあくまで私の経験に基づく話です。
バス釣りは「必ずこうだ」となかなか言えない、だいたい例外があります。フィールドや環境による差もあります。
田辺道場”ギルネストパターン”はとても興味深い記事でしたので、ぜひバサーで読んでください。
コメント
つかじーさん、お疲れ様です。
バス釣りに絶対はないんですよね~
勿論、基本になるものはあると思いますけど
そのフィールド固有のってのがありますからね。だからバス釣りはやめられません。
上州の男オオカミさん、どうもです~
まあ、そういうことですよ(∩´∀`∩)w
見えたな (^^)
エビチューとブルフラ3インチでビッグもろた 笑
今回も参考になりましたm(_ _)m
房総族さん、どうもですw でもそんなにあまくないっすwww(∩´∀`∩)