着水音が大事な時はどんな時か。そして、たくさんあるクローラーベイトの中から、そういう時に有効に使えるクローラーベイトの話。
クローラーベイトは着水音が大事
流行りの大きめサイズのクローラーベイトで釣果を伸ばすには「着水音でプレッシャーをかけないことが大事」だと感じます。
その時の状況にもよりますが、着水音が特に大事になる条件があると思います。その条件とは概ね次のような感じです。
1)浅い場所や岸際を狙う時ほど大事
2)ベタ凪な時ほど大事
3)巻きがデッドスローになるほど大事
4)ハイプレッシャーな釣り場ほど大事
その状況に合った「適度な着水音」で攻めたいものです。
着水音ミスが起こりにくいおすすめクローラーベイト
キャストをミスってもドボンっとなりにくい=大きな着水音になりにくいクローラーベイトがあります。そういうタイプを使うのも手です。
1ozクラスのクローラーベイトで着水音が大きくならないタイプとしておすすめなのは、RVクローラーとTHクローラーです。どちらもデッドスロー系クローラーベイトです。
RVクローラー(ジャッカル)
RVクローラーは浮力が強いタイプで、それが着水音をマイルドにします。
また、金属音・ラトル音・水音などノイジー的な要素がほとんどなくて、強い浮力で水面で弾むように波動を出して誘うという、他のクローラーベイトにはないハイプレッシャー向きとも言える特徴があります。
THクローラー(THタックル)
さらに着水音を殺しやすいのはTHクローラーです。これまでハネモノに使われなかった高浮力発泡樹脂を使用し(貫通シャフト構造によってハネ固定強度を確保)、「ポチャン」「ペチョン」という理想的な甘い着水音を出しやすいです。
着水音とトレードオフになるデメリットとしては、飛距離がやや落ちます。RVクローラーと違って、THクローラーはハネからの金属音や水音が出るので、アピールの質が違います。
着水音をコントロールしにくい場面は必ずある
周りに邪魔なものがあったり、足場が高いのに着水点がちょっと遠かったり、キャストコースが限られている場合など、投げにくかったり着水音をコントロールしにくい状況って思い当たりませんか?
きっとあると思います。さらに言うと、そういう状況でのキャストに自信がない人もいると思います。
それが思い当たる人にはとても有効なルアーだと思います。(もちろん、そうじゃなくても活躍するクローラーベイトです)
まとめ
アベンタやダッジは比較的着水音を抑えやすいので、それで十分だという人もいるでしょう。自分も基本的にはそうなのですが、それでも、状況によっては適度な着水音にならないことがあります。
釣れるからと現状に満足していると進歩しなくなるものです。クローラーベイトも適材適所で使い分けると新しい気付きがあり、釣果も増えると思います。
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