6/4の朝日新聞1面に「ハイテク眼鏡を使って通行人の顔を瞬時にデータベースと照合し、個人を特定してしまう‥」という、中国のすごい実話が載ってました。
では、ブラックバスの個体識別はどうでしょうか? バスに目立つ特徴でもあれば簡単なのですが、そうでない場合でもある程度できます。
6/3に釣ったバスは3度目。長期スパンの連釣
6/3の釣行記事に、「釣ったバスは3度目で、前回は1年以上前(2017年4月9日)に釣った」と書きました。
私のホームの雄蛇ヶ池は周囲約4kmです。2回はわりとあるのですが、3回以上はなかなか難しいという感じです。そもそも長期スパンの連釣は、バスも成長するし傷なども治るので同一個体と気づきにくい。つまり、同じバスを釣ったとしてもそれと気づくかどうかです笑。
6/3のバスです↓
昨年4/9のバスです↓
顔が何となく似てますよね!笑 でも、体側模様が同じかどうかはパッと見ではよく分からないと思います。
分かりやすい部分、胸ビレの少しうしろあたりを拡大して比較してみます↓
これなら分かりましたよね!?(左側から順に黒い模様を見比べてみてください)
このように、ウロコの色がある程度一定(黒い部分が固定)になっているのです。しかし、ウロコ1枚1枚をよく見ると、変化しているものもあると思います。
1年2ヶ月後に、体長は約1cm成長ですから、ほぼ成長が止まってます。口まわりの大きな傷は再生して分かりにくくなってましたが、癒えた傷跡でなんとなく「そうかも?」と気づき、家に帰って照合したら一致しました。
バスの個体識別方法
ブラックバスの体側模様は個体毎に異なり、基本的には個体識別できると言われています。ただし、難点があります。
体側模様と体色変化
模様がはっきりしない個体がいます。模様がほとんどない白っぽいバスや、逆に体全体が黒っぽいバスです。
また、バスはその場の環境により体色が薄くなったり濃くなったりします(保護色)。なので、釣れたときに濃くなっていたり薄くなっていたりすると、模様の判別がしづらくなります。
4回釣れて、”ヒロシ”と名前をつけたバスは、体色がかなり黒く模様がはっきりしないタイプでした↓
小さいバスは不向き
小さいバスは模様がはっきりしない個体が多いです。どんどん成長するので傷などあってもすぐに再生されて分かりにくくなります。
なによりも、小さいバスは個体数が多いので、個体識別する作業がとても難しくそういう意味でも個体識別には向きません。
長期スパンで同一個体のバスを連釣すると分かる事
リリースの成功、成長度合い
なによりもまず、キャッチ&リリースで死なずに生きていたことが分かります。自分がリリースしたバスが、数ヶ月や1年後に生きていれば、リリースが成功したと言えます。
個体によっては、早めに成長が止まるというのも分かってきました。50cm手前で成長が止まるバスもいるし、55cmを超えるまで成長するバスもいるということです。人間もそうですけど、一律じゃありません。
傷がどれくらいで治るか、再生するか
釣られたことで口まわりなどに大きな傷や怪我をするバスがいますが、そういう傷がどれくらいで治るかが分かります。
バス持ちで下顎付近の口の皮が破れますけど、それも1ヶ月後にもう一度釣れたときにほぼ再生されていたことがありました。
3回目4回目と釣れば、バスの行動範囲や同じルアーでも釣れるのかなど、いろいろ興味がわく事実もつかめるかもしれません。
小さい野池なら
小さい野池では、その野池の一等地にでかいバスがいつも付いていたりしますよね。なので、狙えば長期スパンで連釣しやすいと思います。
長期スパンで同じ個体を釣ると、何か面白い事実が分かるかも?!w
AI(人工知能)導入したい
今やっている、追跡すると決めた「バスの特徴などを覚えておき」、そして「記憶と勘に頼る照合をする」のはけっこうたいへんです。
冒頭の中国の話ではないですが、将来的にはパソコン上で稼働できるAI(人工知能)を使い「バスの模様を自動判別し同一個体だと教えてくれる」ようにしたいものです笑。
コメント
つかじーさんこんにちは〜
どうもです^ – ^
いつも面白く読ませて頂いてます。
同じ魚を何度も釣る&それを識別するつかじーさんは流石です!!
何度か釣ると成長や愛着が感じられるのも素敵ですね。
今回のバスは1年で1cmの成長が認められたとの事ですが、長生きしてロクマルになってもらいたいですね^ – ^
イッチーさん、どうもです~
ありがとうございます!
このバスはロクマルは無理だと思います。50くらいで成長止まるような気がします。(勘ですw)