クローラーベイトは「ラインをたるませて巻け!」といいますが、なぜラインを弛ませて巻くのがいいのか?
クローラーベイトのたるませ巻き
特にデッドスローでは、ボディが揺れるクロール運動は振り子のような往復運動なので、ラインテンションが安定するとリズムが一定になり揺れが大きくなりやすいです。
つまり、ラインをたるませて巻くことでラインテンションが安定し、ベストなクロールアクションに繋がります。
たるませるもう一つのメリットは、バイトの衝撃をラインが吸収し、それによって早アワセも減るだろうし、バスにルアーを持っていかせてしっかり掛けやすくなることだと思います。
たるませ巻きの記事↓
たるませ巻きの弱点
たるませ巻きには弱点があります。それは足元岸際です。岸際が雑になってチャンスを逃してませんか?
肝心の足元岸際でたるませ巻きにならない場合
少しでも岸際から離れるのはもちろんです。でも、そうもいかず、岸際でたるませ巻きができない状況があると思います。
それなのに、オカッパリでは足元岸際はバイトゾーンです。ルアーに付いてきたバスが岸際になってバイトすることがありますよね。
(写真は3/26に岸際でバイトした50cm)
一定速度の遅巻きを安定して行えればOK
岸際や近距離でラインがたるんでない状況をカバーするには、上手に巻くことです(あたりまえですね笑)。短時間ならできるかもしれません。しかし、それを長く続けられるかどうか。
スプールのライン量の関係で、足元近くになるほどゆっくり巻き取りしづらくなってきます。(キャスト直後のスプールのライン量が減った状態のハンドル一巻きと、足元まで巻いてきてスプールがいっぱいになってるときのハンドル一巻きでは、巻き取るライン量が違います)
一定速度の遅巻きを安定してできること、それを長時間ストレス少なくやるためには、タックルがものを言います。
クローラーベイトに向くタックルを使う
デッドスロー系のハネモノなら、ギア比は5.5~6くらいがよいと思います。右利きの人は、右巻きリールのほうが巻きがブレず安定するはずです。(ハイギアでも気を使って巻けば上手な人はやれるでしょうが、続けているうちに雑になるものです)
ギア比を落とさずともロングハンドルに変更すると、遅く巻くときに一定速度で巻きやすくなります。私はギア比6.2+102mmのロングハンドルです。
ロングハンドルなら、掛けたデカバスに負けずに巻くことも可能になり、一石二鳥です。
また、ラインがたるんでいない岸際至近距離で、早アワセにならずにしっかり掛けてデカバスをバラさず獲るために、ヘビーグラスロッドがいい仕事します。使いこなせばミスが減ります。
最後に
やりやすさが結果を変える、シビアな状況下ほど小さなことが効いてくるものです。
デッドスローというより普通にリトリーブしているなら、もっとラインを弛ませにくくなります。弛ませ巻きが必ずできるとは限らないので、そこにどう対応するかがポイントです。
コメント
毎回為になる内容で何時も楽しく拝見させていただいていますm(__)m
お聞きしたいのですが、最近ベルリネッタクローラー2がかなりの確率で着水時ひっくり返ります。
過去記事に書いてあった着水時のサミングも自分では遣ってるつもりなのですが改善されません。
他に何か改善点が有れば御教授いただけたらと思いますm(__)m
オマールさん、コメントありがとうございます!
今はベルリネッタクローラー2をほとんど使ってない私です笑。
なるほど。
それでも、巻き始めればくるっと回って正常に戻りますよね?!
どうしても気になるなら、
フックに鉛シールを貼るなどして重くすれば改善しそうですが、
動きが悪くなるかもしれないので試してみないとなんともいえませんね…。
早速のご返信有り難うございますm(__)m
大抵は巻き初めればくるっと元に戻るのですが、時折暫くそのままひっくり返ったままの時があります。
針に鉛シールですか、今度試して見ます。
アドバイス有り難うございましたm(__)m