アベンタクローラーRS(イマカツ)の実釣使用感含めたインプレ詳細版です。アベンタクローラーRSの水面ピクピクは超低速特殊性能の極み、それはまさにプロスペックの羽根モノです。
- アベンタRSの重さは24g。普通のタックルでOK
- アベンタクローラーRSの”超絶”デッドスローはすごい
- 極端セッティングゆえに有効速度範囲が狭い
- 羽根はちゃんと開く後方重心。浮き姿勢
- 羽根のサイズ比較。飛距離?
- アベンタRSの難点。ひっくり返らないはずが…
- 樹脂ソケットでアベンタGTにあった欠点を解消
- アベンタクローラーRS vs アベンタクローラーGT
- アベンタクローラーRSを使いこなせるのか?
- TOP50黒田プロのアベンタRS疑似提灯釣法
- アベンタクローラーRSのチューニング(三原チューン)
- フッキング改善のためのフック交換
- アベンタクローラー各種インプレ・チューニング・使い方・タックル
- クローラーベイト各種の実釣レビュー&使い方
アベンタRSの重さは24g。普通のタックルでOK
アベンタクローラーRS(イマカツ) Aventa Crawler RS(Imakatsu)
全長は80mm、重さは24gです。ボディは特殊ウッド素材、ジュラルミンの羽根はアベンタクローラー以上に大きいです。
羽根が特大の割にはボディはコンパクト・軽量なので、普通のタックルで対応可能です。
アベンタクローラーRSの”超絶”デッドスローはすごい
アベンタクローラーRSのアクションはまさに超絶です。
スーパーデッドスローは、水面でボヨンボヨンしながらクロールします。一点での水面ピクピクは、フィネスな超低速特殊性能の極みです。(後述の動画参照)
羽根の装着位置を後方にもってきたことが、アベンタRSならではの動きを生んでいます。
極端セッティングゆえに有効速度範囲が狭い
しかし、巻く速度が許容範囲をオーバーすると、暴れる動きで斜行してしまいます。極端なセッティングゆえに使える速度範囲が狭いのです。
アベンタクローラーRSは、スーパーデッドスロー専用機として使うのがよいと思います。使用シーンによってその適否がはっきり出る羽根モノです。
羽根はちゃんと開く後方重心。浮き姿勢
アベンタクローラーRSは、アベンタクローラーよりも大きい羽根を後部に装着し、極端な後方重心です。
羽根は確実に開き、立ち気味の浮き姿勢からおじぎさせるピクピクはもちろん、イレギュラーな動きもでやすくなってます。ただ、それが後述する欠点につながります。
羽根のサイズ比較。飛距離?
アベンタクローラーとアベンタクローラーRSの羽根の比較です。
アベンタRSの羽根はここまでしか閉じません。
後方重心ゆえ広告で「激飛」とありましたが、そこまでの感じはないですね笑。
というよりも、中近距離の使用がメインなはずで、そこそこ飛べばOKです。
アベンタRSの難点。ひっくり返らないはずが…
アベンタクローラーGTと違ってひっくり返らないとの話でしたが、アベンタクローラーRSでもひっくり返りは起こります(動画の最初を見て)。着水時のひっくり返りじゃなくて、尻が重い立ちぎみ浮き姿勢のせいで着水後にルアーが水平方向に回ることがあり、ルアーの頭が逆方向になった時に巻き始めると逆さまクロールになる現象です。
10~15キャストに1回くらいでした。うまく投げないと頻度は上がるでしょう。サミング具合と着水後にラインスラックを出しすぎないなど、巻き始め前に少々気を使うかもしれません。
樹脂ソケットでアベンタGTにあった欠点を解消
アベンタクローラーRSは、樹脂ソケットによってそのヒートンは手では回せないくらいに固く、ちょっとやそっとじゃズレない、とても良い感じです。ここはアベンタGTの欠点を完全にクリアしてます。
羽根面積拡大は、バスを掛けた後の水抵抗で羽根脱臼リスク増大を想起しますが、樹脂ソケットは強度アップの効果もありそうです。
アベンタクローラーRS vs アベンタクローラーGT
アベンタクローラーGTはウッド製でボディ長80mm(RSと同じ)、重さは30gです。
一般アングラーは、極端な仕様(プロスペック)のアベンタクローラーRSよりも、アベンタクローラーGTのほうが使いやすいと思います。
アベンタクローラーRSの動画
アベンタクローラーRSはスーパーデッドスローが秀逸。高浮力からくるボヨンボヨンした動きがすごいです。
アベンタクローラーGTの動画
アベンタクローラーGTは超デッドスローから中速リトリーブまでの使用が可能で、有効速度範囲がRSよりも広いです。
アベンタクローラーRSを使いこなせるのか?
アベンタクローラーの超低速性能は、アベンタクローラーRSで極まりました。
私が普段やっている釣り(おかっぱり)のレベルでは、オリジナルのアベンタクローラーやレイドジャパンのダッジのほうが使い勝手が良いです。特殊スペックすぎるアベンタクローラーRSを使い切れないかもしれません。
アベンタクローラーRSは特殊すぎるゆえに出しどころが限られてくる、RSでなければいけない状況が少ない、そういう感じです。
TOP50黒田プロのアベンタRS疑似提灯釣法
虫の提灯釣りがメインパターンになっていた2017年TOP50弥栄ダム戦の2日目。黒田健史プロは、アベンタRSを疑似提灯釣りのように使い、単日のトップウェイトを記録しました。
それはまさにアベンタRSならではのテクニックでした。
アベンタクローラーRSのチューニング(三原チューン)
三原プロの秘密。アベンタクローラーRSの羽根の位置をアベンタクローラーGTとほぼ同じ位置に移設し、長いRSの羽根をやめてGTの羽根(アベンタも同じ)に変更するチューンです。これにより、軽量タイプのアベンタGTに変わります。
フッキング改善のためのフック交換
フッキングを改善するためのフック交換として、デコイのクアトロフック(4本針)X-S21にチェンジして使用しています。フックサイズは#2です。(下の写真は三原チューン後)
アベンタクローラー各種インプレ・チューニング・使い方・タックル
デカバスに強い超デッドスロー水面ピクピク。アベンタ各種インプレ・チューニング・使い方・タックル等をまとめました。アベンタシリーズの、アベンタクローラーGT、2017バージョン、スーパーボーン、ウッドリミテッド(メガベンタ)も含めて紹介します。
クローラーベイト各種の実釣レビュー&使い方
クローラーベイト各種の実釣レビューや使い方をまとめました。
ビッグクローラーベイトTOP20。人気ハネモノの動画とインプレをランキング形式で紹介!
コメント
[…] デカ羽根モノブログのパイオニア、雄蛇ヶ池 蛇の道は蛇-バス釣りブログのつかじーさんは、「そこまでデカくない」的な事を仰ってるんですが(笑。 […]