(続編)ジョーンズ博士「バスの色判別能力は人間よりも低い」★バサー記事はメダカの研究結果

「バサーの言うことは正確。Jones博士よりバサーのほうが正しいに違いない」というコメントを頂きました。バサーの信頼度は高いですから無理もありません。なのでもう少し突っ込みます。たぶんこれを読めばモヤモヤがすっきりすると思います。

注文していたラージマウスバス研究者ジョーンズ博士の本はすでにアメリカより着弾済みです。

まず、おさらいです。

BASSER記事では「メダカとゼブラフィッシュの色覚が紫外線まで見えている4色型(赤・緑・青・紫外)であり、人間よりも優れている。メダカはスズキの仲間であり、バスの色覚も人以上に見えていると考えてよいだろう」(要約)としていました。

ジョーンズ博士の本に書いてあること

ジョーンズ博士は、生物学の博士号をテキサス大学で取得し、16年間のラージマウスバス研究の後にこの本を書いています。

バスの目のセンサーは2色型

バスの目のセンサーは赤と緑の2色型であり(下のグラフから分かるように)赤色から緑色の範囲は感度がよく色が見えている。その外側の色は急に感度が悪くなる。
青や紫は「暗い色」と認識され、それに加えて、深緑、濃い茶、暗い赤色なども「暗い」と認識される。逆に、薄いイエローや薄いピンクなどの淡い色はすべて「明るい」と認識される。つまりバスは、これらの微妙な色違いはあまり区別できず相対的な明るさで感じている。
このように、バスの色判別能力は人間よりも低いというのが博士の出した結論です。

バスと他魚種は違う、その理由

カープ(コイ科の魚)やミノーの目は4色型で、クリアウォーターを好む魚の多くが4色型。しかし、原産地がステイン・マッディウォーターであるバスは2色型(赤・緑)。ブルーギルも2色型。ステインやマッディウォーターでは、青~紫~紫外の光は水に吸収されやすく早く減衰してなくなってしまうから、青~紫の光が見えなくてもほとんど支障がでない。バスは暗いところが好きでもある。ボトムを好むキャットフィッシュの中には1色型もいる…。

バスの原産地は米国南東部ミシシッピ水系であり、そこはステイン(増水するとマッディ)ウォーターだそうです。ステインあるいはマッディウォーターにおいて青~紫の光が急激に減衰することは、バサー16ページのグラフでも分かります。相当な長期的観点で見れば、クリアウォーターに入植したバスの目が環境に順応する進化を遂げる可能性はあると思います。

実験でも確かめられている

バスの色覚能力については実験で確かめられています。他のラージマウスバス研究者2名の研究結果も引用されています。
どうやって確かめたのか気になるかもしれませんね。パブロフの犬は知ってますか?一つの方法はその応用です。単色光ライト(特定の波長の光をだせる)、バスの餌、電気ショック、条件反射…これで想像つきますでしょうか。

あとがき

私にとってもバサーは信頼している雑誌です。信頼してるからこそ、これを書いてます。

バサーは「バスは調べてない」としつつも、スズキの遠い親戚であるメダカと同様の優れた色覚がバスにもあるかのように読者を印象づけていれば、それは勇み足といったところでしょうか。その方向で話を盛ったほうがカラー特集に興味が湧くという編集者心理も分かります。

博士の見解を具体例に落とすとどうなるか、長くなるので次回につづきます↓

バスの視界は2色型★ジョーンズ博士の見解をもとにルアーカラーを具体例で考える
ラージマウスバス研究者であるジョーンズ博士の見解をもとにルアーカラーについて考えます。 メダカ...
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コメント

  1. RINZO より:

    次回がきになります

    英語の本 流石です

    値段もですが!!

    つかじーさん すごすぎです 尊敬しかないです!!

    • つかじー より:

      RINZOさん、ありがとうございます!
      でも、おおげさです(^^)辞書引いてけっこう大変でしたw

  2. みかん より:

    本の値段もすごすぎ、本を買って読み解くつかじーさんの行動力もすごすぎ、です(笑)

    すみません、バサーすら読んでいませんが、とても興味深いですね。

    カープは4型、バスは2型…ライブベイトを捕食するバスの方が、目が発達しそうですが、そうでもないんですねぇ。

    生物学的な難しい話は色々あると思いますが
    、具体例にどう落としていくのか、つかじーさんの見解がとにかく楽しみです!

    • つかじー より:

      みかんさん、どうもです!

      BASSER買ってください~笑

      はい、興味深い内容でした。

      続きはぼぼ書き終えてます。もうちょっと待っててください(^^)

  3. 房総族 より:

    読書お疲れ様ですm(_ _)m
    それ読むんすか?スゲ〜す。
    パブロフの応用が実験結果なら調教と反射のウエイトが高くなる気がするんですが、、、
    地域や環境によって個体別の進化も有りなら目や波動での反応も違うかなとも考えます。2型ならそこまでカラーバリエーションが要らないのでお財布は助かるかな。笑

    • つかじー より:

      房総族さん、どうもです~ コメントありがとうございます!
      そんな感じですよね。
      はい、お財布助かるんです!笑

      実はわりと得意分野です。それに辞書引けばなんとかなります。

  4. ちゃんちょめ より:

    つかじーさん、こんにちは!

    話を聞いてるだけで眠くなってしまいます^ ^ 大事な話だというのに。

    アメリカのマッディレイクは日本のマッディより、だいぶ色が濃いという話を聞いたことがあります。

    そこら辺は難しく考えないで研究結果を参考にしたらいいんですかねー?

    • つかじー より:

      ちゃんちょめさん、どうもです!
      眠くてスミマセーン笑。絵で示した続編書いたので見てください(^^)こんどは眠くないかも。

      そうですね、マッディのレベルが違うって私も見ました。同様に、ステインって言ってもかなり濃いステインなんでしょうね~。

  5. […] (文、下記画像とも「雄蛇ヶ池 蛇の道は蛇」さんより。神記事です!!) […]