バスはサイズダウンと個体数減少が進行中★カワウの食害は冬にピークがくるようだ

雄蛇会トーナメントのここ数年の傾向として、夏以降のコバス(200g~400g程度)の釣果増があります。ノンキーパーだった3年目のコバスが、夏頃に25cmを超えるからです。秋になるとライトリグでコバスがたくさん釣れる、それが目立つようになったのは2010年あたりからです。
秋にたくさん釣れる3年目のコバス達、それらがもうひと冬越すことで30cm以上に成長してくるはずです。ところが、なぜか冬を越すとその世代が急に減ってしまうのです(実釣データより)。
それはコイツの仕業のようです↓


(C)三重野生生物談話会 (許可を頂いて掲載しました)
カワウです。写真は真冬の1月26日に撮影されたものですが、湖面が荒れてる中でも30UPと思われるバスを捕らえています。近年、カワウの増加とともにその食害(漁業被害)は全国的にも問題になっており、琵琶湖などではカワウの駆除活動が活発化しているようです。琵琶湖では、バスがアユなどを食い荒らしているといわてきましたが、増加したカワウもアユを食い荒らし、もちろんバスもカワウに食われているわけです。

■□■

雄蛇ヶ池では、ウィードと蓮が消えた2008年頃からカワウの飛来数が増加したように思います。最初は、そこそこのサイズに成長したバスならカワウに食われることはそれほどないだろう、主にギルが食われているだろうと思っていました。
でも、その後カワウについていろいろ調べてみて、考え方が変わりました。奴らは食べごたえのあるバスをそれなりに食っている、雄蛇ヶ池では特に冬季に集中して食っているようだと。

【カワウってどんな鳥】
全国内水面漁業協同組合連合会によれば、


平均潜水深度: 5~6.6m
平均潜水時間: 32~48秒
平均潜水速度: 秒速1.6m、最大で秒速4.7m ←かなりの速さ


通常1日500g程度の魚を食べる。雛を育てている時は1日1kg以上も捕食することがある。


目的の深度まで到達した後はゆっくりと餌を探し、底でじっとしている魚を見つけるとそっと近づき首だけをシュッと伸ばしてパクリとやり、餌が逃げるとダッシュで追いかけて捕食する。


カワウの羽毛は水がしみこみやすいので浮力が少なく潜水に適している。水面のカワウが首しかでていないのはこのためである。その反面、低水温期には体温を奪われやすく長く水には浸かれないという欠点がある。

■□■

雄蛇ヶ池で観察を続けた結果、冬場ほど多くのカワウが飛来していることがわかりました。下の写真は雄蛇ヶ池のカワウです。12月中旬のある日ですが、西日のあたる居心地が良い木に群れていました。写っているのは8羽ぐらいですがこのまわりに合わせて30羽ほども居ました。


冬場に湖面を見ているとカワウがそれほどいない気がしますよね。それは、冬場は魚の動きが鈍く魚を捕まえやすくなり短時間で狩りが終わるからだと思います。しかも、羽毛に水を染み込ませて潜水するカワウにとって、水温一桁は過酷そのもので命に関わる。だから冬場は短時間で終わらせたいのです。したがって、自ずと冬場はカワウが水に浸かっている時間が短く、カワウの印象が薄いのです。
ウィードも蓮も無くなった雄蛇ヶ池はツルツルの浅い皿池です。水草がなければ、魚がカワウから逃げ隠れする場所は岸際のブッシュなど限られた場所しかない。冬場はアオコも消えて視界は良好。カワウにとって冬の雄蛇ヶ池は好条件と言えます。
カワウが短時間で十分な餌をとりたいとすれば、口に入る範囲内でできるだけ大きめ魚を狙うのが効率的です。カワウが1匹食えばほぼ満腹(約500g)になる3年目の30cmぐらいのバスは、ご存知の通り厳寒期はほぼ動けなっている。もう1年先輩の4回目の冬をむかえたバスは30cm後半~40cmぐらいになっていて、捕まえるのも飲み込むのも簡単ではなさそう。つまり、3回目の冬をむかえた30cm前後のバスがカワウのターゲットになりやすいと推測されます。
例えば、12月下旬~2月上旬ぐらいの低水温期60日間、毎日10羽のカワウが飛来しそれぞれが3年目のバスを1匹ずつ食べたとします。
10羽X1匹X60日=600匹
単純計算で30cm前後のバスが600匹消えることになります。

これが「3年目のバスが冬を越すと急に減る」理由です(推測)。
ソウギョ放流とカワウの合わせワザ、かなり強力です( ;´Д`)

雄蛇ヶ池では、晩秋の水位が翌年のバスの個体数に影響すると考えています。 どういうことかわかります?( ´ ▽ ` ) ■近年の11月の水位 2014年11月6日 -80cm 2013年11月4日 満水 2012年11月11日 -30cm 2011年11月10日 -70cm 2010年11月7日 -100cm 2009年...

より確かな情報・実態を把握するためには、飛来数の計測をし胃内容物から捕食魚種・捕食量確認等をする必要がありますが、容易なことではありません。

カワウがバスを食う写真は、「三重野生生物談話会」蝶キチ鳥平様に転載許可を頂き掲載しました。同じく三重野生生物談話会さんの写真で、カワウがウシガエルを食うシーンも衝撃的( ̄Д ̄;)

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コメント

  1. トンカツ★和幸 より:

    このサイズが喰えるとは…
    まさに!衝撃です(゚Д゚;)
    カワウ説も大いにアリですね

  2. メンタイ より:

    これはもう仮説の域を越えてる感じですね!説得力ありまくりです!
    『ココ、釣れるサイズがチビかデカバスのどちらかなんだよね〜!中間(30〜)が全然釣れねーの!』
    みたいな不思議な池があるのですが、同じ様な事が起こってるのかもしれませんね〜。

  3. つかじー より:

    トンカツさん、どうもです!
    そうですね~
    体が大きなカワウなら40cmぐらいまでなんとかいけるのかもしれません。
    文末に書いたウシガエル丸飲みを見ちゃうとますます ←見ました?

  4. つかじー より:

    メンタイさん、どうもです!
    でも、仮説ですw。
    その不思議な池は、ベジテーションがない皿池タイプでしょうか?

  5. メンタイ より:

    そうですね!起伏に乏しい皿池&この時期は減水傾向にあり最大水深で3〜4mくらいになります!
    ベジも全くない訳ではありませんが、冬になるとほぼ消滅してしまいます!
    つかじーさんの説がズッポリ ハマる感じです!…が、カワウの存在までは気にしてなかったので、居たかどうかは不明です(^^;;

  6. つかじー より:

    なるほど。
    オジャガに似た池ですねw

  7. みかん より:

    つかじーさんハンドメイドルアーの件は、詳しく教えていただき、ありがとうございました!
    参考にさせていただき、自分でも試行錯誤してみます(^ ^)
    ところで今回の記事は大変勉強になりました。潜水時のカワウのスペックに驚愕です(; ̄O ̄)自然観察って本当に大事だし面白いですね。
    自分が子どもの頃から通っている野池も、一時期明らかにバスの個体数が減ったことがありました。当時は『釣れなくなったなぁ』程度で済ませてましたが、観察と考察をしっかりしていれば、何かしら原因が予想できたかもしれませんね。

  8. Tack より:

    ソウギョとカワウの合わせ技。。。本当に脅威ですね。私の近所の丹沢湖もカワウの影響でほとんどバスがいなくなってしまったという話も聞きます。外来種の害ということで、バスがクローズアップされる今日、カワウの食害について、一般の方々はどれだけ知っていることか。。

  9. ころっけ より:

    カワウって・・・・
    ものすごい肉食というか雑食なんですね~^^
    カエルまで食べるとは・・・・
    確かにあの写真は衝撃でした(笑)
    つかじーさんのカワウ仮説が正解だとして・・・
    その原因は突き詰めると、やはりベジテーションの減少=ソウギョの放流に繋がるのですね。。。
    ソウギョって捕獲、殺処分をして数を減らすことはできないんですか??
    殺処分は問題あるのですかね~、やっぱり。。。
    崩れた生態系を戻すには、ある程度の力技も仕方ないと考えますが・・・・
    ですが、ソウギョを放流したのも人間、それを殺処分するのも人間。。。。
    そう考えると人間の都合で・・・勝手すぎますね~!!
    難しい問題です。。。。

  10. keiji より:

    ソウギョが水性植物、カワウが三年目のバス…
    仮説とおっしゃってますが、読めば読むほど現実味がありますね(((^^;)
    そしてウシガエルを丸飲みにするシーンは衝撃的ですw
    これが食べれるんでしたら、かなりのサイズのバスも…

  11. つかじー より:

    みかんさん、どうもです!
    それはよかったです。がんばってルアー作ってください!
    カワウは水空両用ですね。それだけでもすごい生物です^^

  12. つかじー より:

    Tackさん、どうもです!
    > カワウの食害について、一般の方々はどれだけ知っていることか。
    一般ピープルがこの写真を見ると、
    「カワウがブラックバスを退治してくれたぞ」って思うみたいです。^^;

  13. つかじー より:

    ころっけさん、どうもです!
    でしょー!?
    やっとカエルにふれてくれました~w
    ん~殺処分ね…。もし殺処分を公にやるのなら、少なくともボート屋さんの了解が必要だと思いますが。。

  14. つかじー より:

    keijiさん、どうもです!
    絵的にはウシガエルのほうが衝撃ですよね^^;
    カエルももうちょっと腹膨らますとかなんとか抵抗できないものかと思いますがダメなんでしょうね。。

  15. いえおお より:

    初めましていえおおと言います
    カワウはこんなサイズまで飲み込むんですね
    上の方たちのコメントではウシガエルまで
    びわ湖の湖北中心にやっていますが...最近どっと釣果が下がって来まして、よくみればカワウいっぱいいます
    釣り場は違いますがちょくちょく覗かせて頂いていますので、挨拶が遅れましたがよろしくお願いします

  16. つかじー より:

    いえおおさん、はじめまして^^
    コメントありがとうございます!
    > よくみればカワウいっぱいいます
    ニュース記事はいろいろ見てますが、やっぱりそうなんですね。漁協さんはアユの食害をかなり問題視されてるようですね。ブラックバスについては、それこそ「退治してくれてる」って思ってるのでしょうけども。。^^;
    おそらく、雄蛇ヶ池はその状況からして特殊な例であって、琵琶湖でのカワウの主食はバスではなくてアユとか他の魚種になっているんだろうと思います。
    ウシガエルは、この記事の最後にリンクがあります。

  17. RINZO より:

    これはすごいですね
    かわうってけっこう大きいですもんね
    30センチクラスひとのみは勘弁してほしいですが。。。。
    ウシガエルの画像はすごすぎです ちょっとひきますね
    これだけバスくわれてれば、なかなかつれないのは 本当にうなずけます
    私のブログでも、11月に利根川で撮った写真にカワウの大群映ってますが、あれだけいると相当の魚食べてるんでしょうね
    そうぎょにカワウどちらもちょうどいい数に自然になれば有難いのですが!

  18. つかじー より:

    RINZOさん、どうもです!
    そうですね、遠目でみることがほとんどなので分かりづらいですけど水鳥にしてはかなりデカイですね。
    ウシガエルは繁殖して全国に定着してしまった外来種ですよね。日本だとおとなになったウシガエルには目立った天敵がいないと思ってたのですが、まさか、カワウが丸呑みするとは想像できませんでした。

  19. ワンタの父 より:

    15~20年くらい前に、埼玉の釣具屋でカワウ被害で、カワウの駆除署名をやっていたを思い出しました。
    その時は、大量にいれば被害も出ると思っていましたが、たいした数でなくても、実際に影響が出そうですね。
    昔、アメ横で桶に入れて、雷魚を売っていたので、ソウギョとかも売り物になったり、、誰か食材用に確保にきてくれればいいのに

  20. つかじー より:

    ワンタの父さん、おひさしぶりです^^
    そんなに前にもうカワウ被害があったのですか。。
    カワウも数十年前はかなり減少したことがあったようですが、近年は餌となる魚が増えたことでどんどん増加しているようですね。でも、カワウには罪はないというか、人間が自分たちの都合で駆除だの保護だのと言ってるわけで。
    ほんとうは、人が手を加えるのをできるだけやめて、なにもかも自然にまかせるのがいいのでしょうね。もちろん外来種を人が持ち込まないようにせねば。こういう話をしだすとバサーは肩身が狭いですね^^;

  21. satoru より:

    うぅ・・・・・
    もう最悪な状況なんですね・・・
    蓮が無くなった、ソウギョの放流・・・
    これだけでもかなり頭を悩ませる問題なのに鵜まで・・・
    ため息しかでませんねw
    自分も最近近所の池でよく鵜を見ます。
    まさかなかなかのサイズのバスを喰っているとは思ってませんでした。

  22. つかじー より:

    satoruさん、どうもです!
    はい、食ってる感じなのです。想像ですけどね。
    > もう最悪な状況なんですね
    でも、バスがいなくなるわけではないですから。ストイックな方はアリだと思いますよ。挑戦する意味で。釣果にこだわらないなら是非^^

  23. よしさん より:

    カワウは、魚より速く水中を泳げますし、潜航深度も4mは楽勝と聞いています。
    「平成19年度茨城県内水面漁業協同組合役職員会議参加報告」
    ttp://lake-champ.com/odl0117.htm
    ここに「講演(1)『カワウってどんな鳥~効果的な防除に向けて~』長岡技術科学大学工学部山本麻希助教授」の話の概要を紹介・報告しています。

  24. つかじー より:

    よしさん、どうもです!
    ご教示いただきありがとうございます。
    わたしもいろいろ調べていたら山本麻希助教授の資料に行き着きました^^

  25. より:

    バスは外来種、減っていいのではないでしょうか。
    今、地球規模で魚はかなり汚染されています。大震災後、未だに海は汚れ続けています。
    川へ海へ汚れた水を流し続ける私たちの尻拭いを鵜がやってくれていると感じます。
    ですから、川に鮎も戻らなくなり、ウナギもいなくなったのです。
    生態系を壊し続ける人の生き方を改善しなくては、今の状況は変わらないのだと思います。

  26. つかじー@雄蛇ヶ池 より:

    館さん、はじめまして。
    コメントありがとうございます!
    > 生態系を壊し続ける人の生き方を改善しなくては、今の状況は変わらないのだと思います。
    その通りだと思います。
    バスや他の魚類を食いつくす勢いでカワウが喰いまくれる環境を作りだしたのは、放流したソウギョです。水草をなくすために人が放流したわけです。
    また、カワウも過去には激減して保護されてきました。その結果、いまは増えすぎて魚類を食い荒らすことが漁業者の間で問題になっています。
    人が生態系をコントロールしようと考えること自体が間違っているのでしょう。

  27. 館さんの友達 より:

    私もそう思います。少なくとも草魚は在来種は食べませんからね。違法放流したバス擁護論者たちが生態系云々を言うことがおこがましいと思いますね。人が—たって自分たちがその原因をつくったんですからねえ。盗人猛々しいですね。

  28. つかじー@雄蛇ヶ池 より:

    館さんの友達さん
    コメントありがとうございます。
    盗人猛々しいですか・・・ 申し訳ありませんでした。

  29. 館さんの友達 より:

    お返事有難うございます。バサーの方にこんなに素直に謝られたのは初めてです。(笑)本当のところ私も外来魚の完全駆除というのは無理だと思っています。しかし従来のバサーのように開発のせいだなどというとその要因はあるにしろ行政も硬化しますからね。解決法は住み分けしかないと思いますね 。バス釣り場を各県一つくらいに限定してバサーはその他の場所の特定外来種の駆除に協力という風な交換条件がベストだと思っています。リリ禁と放流は厳禁ということにしてね。釣り団体から行政に提案されては?

  30. つかじー@雄蛇ヶ池 より:

    館さんの友達さん
    そういうご意見があるのはよくわかりますが、それそうおうの場でお話ししていただくのがよろしいと思います。これは一個人のブログですので。。

  31. 館さんの友達 より:

    言われなくとも言ってます。あなたもそういう団体に提案されたらと思って親切に言っただけです!

  32. 館さんの友達 より:

    60センチもあるバスは水を飲んでそれだけ大きくなったんですか?芦ノ湖のバスがウナギのように陸を這いずり回って移動し全国に拡散したんですか?誰が内水面の生態を狂わせたんでしょうか?その辺をよく考えて話をしてもらいたいですね、全くお話になりませんねよ。お得意の問題のすり替え、事実の捏造、開発への責任転嫁などは貴方達を白眼視する人を増やすだけですよ。特定外来種という事実を正確に認識されたらいかがですか?相応ぐらいきちんと書かないとそうおうだなどと馬鹿にされますよ。

  33. つかじー@雄蛇ヶ池 より:

    館さんの友達さん
    すみません、返答に困ります^^;
    もちろん放流は悪いことです。外来生物法を守るべきです。そう思っていますよ。

  34. 館さんの友達 より:

    琵琶湖ではカワウが40センチくらい楽々と丸呑み!だそうです。地元の人が見たとのことで間違いないでしょう。

  35. つかじー@雄蛇ヶ池 より:

    ありがとうございます。
    この記事を書いてからだいぶ経ちましたので、その後の観察で私も見ています。