雄蛇ヶ池の草魚、放流から約6年経過

写真は雄蛇ヶ池で撮影したソウギョ。体長は推定で約90cm。既知の通りすでに雄蛇ヶ池の水生植物を食い尽くしてしまったソウギョは、食料不足になった結果どうなるのかと思いきや、死骸が目に見えて増えるわけでもなく今のところ多くの個体が生き延びている様子だ。去年のゴールデンウィークの頃には、沖の水面にソウギョらしき巨魚の40~50匹規模の大群がたびたび見られた。


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【ソウギョがこんな物を食べていた(1)】
上の写真を撮影したのは2011年の春。しばらく眺めていたが、写真でも見えている冠水した枯れ草の茎を食べて続けていた…
【ソウギョがこんな物を食べていた(2)】
2011年のGW頃のことだが、木から落ちてくるクヌギの雄花(下の写真)をソウギョが群れて食べていたのを目撃した。風が強い日で、この花がぱらぱら水面に落ちてくるたび、木の下で10匹ほどの巨体が競ってパクつく姿はなんだか哀れ。花の大きさはせいぜい10cmぐらいですから山盛り食べてもたいした食べごたえはないはずだ。


【ソウギョがこんな物を食べていた(3)】
いわゆるオーバーハングの、水面近くに垂れ下がっている木ノ葉や枝を食べている形跡がみられる。実際わたしの友人が、夏の夕まづめにソウギョが水面から30cm近く顔をだして空気中の葉や枝をついばんでいるのを目撃している。まるで立ち泳ぎのような状態で上下動を繰り返していたようだ。
このような現状からみても、ソウギョが食べるものに困っていることすなわち、ソウギョの生息環境悪化は自明の理と言っていいだろう。

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Wikipediaに、「ソウギョの寿命は7年-10年ほどだが、条件が揃えば20年以上」とある。(わたしの友人の実家で飼っていたソウギョが30年以上生きた実績あり)
言いかえれば、「条件がそろわなければソウギョの寿命は7年~10年」となる。

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現時点で、雄蛇ヶ池にソウギョが放流(2006年2月)されてから約6年。放流されたソウギョは2年魚だったと思われ、雄蛇ヶ池のソウギョはもう直ぐ8年魚になる。そして、ソウギョの生息環境はあきらかに悪いはずだ。となれば、「条件がそろわなければソウギョの寿命は7年~10年」の「7年~10年」幅の中にすでに突入していると見られる。
したがって、今年あたりからソウギョの死骸が増えはじめても不思議ではないのである。
ただし、ソウギョがだんだん死んでいってある程度個体数が減ってくると”生息環境は次第に改善されていく”ので、最後に残った強い個体は20~30年生きると思われる。

ここで一句。
長い目で 見守って行こう 雄蛇ヶ池
ソウギョが死に絶える頃にはこっちもジジイになっちまうんだが ┐(´ー`)┌
※追記)草魚は大河川でないと繁殖できないので、雄蛇ヶ池で草魚が繁殖することはないと考えられます。

PS.
12月によしさんが、雄蛇ヶ池のアオコ・プランクトン調査、およびソウギョの糞塊調査をしてくださいました。興味のある方は下記のレポートをご覧ください。
千葉県雄蛇ケ池の魚類餌料プランクトン(2011年師走)
雄蛇ケ池のネオヒゲナガケンミジンコ
雄蛇ケ池の太陽虫
師走の雄蛇ケ池における、藍藻類観察報告(2011)
雄蛇ケ池におけるソウギョの糞塊

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コメント

  1. よしさん より:

    直近のレポートを紹介頂き、ありがとう御座います。
    ソウギョについても、観察を継続し、時系列を明確にした上で記録を残したいと思います。

  2. つかじー より:

    よしさん、どうもです!
    いつもお世話さまです。
    微力ながらわたしも観察を継続したいと思っています。
    今年あたりからすこし変化などありますかね~。。

  3. Tack より:

    興味深い推察ですね。
    これだけの厳しい環境下でも生き残る強い個体(ソウギョ)が少ないことを祈ります。

  4. つかじー より:

    Tackさん、どうもです!
    希望的観測をふくめて書きましたが、どうなることやら…

  5. メンタイ より:

    草魚の寿命…計算でいくと最初に放流された魚は寿命でしょうが、独自に繁殖しているのであれば果てしなく長い付き合いになるのでは??
    草魚が全滅するのを待つと、こちらが先にあの世逝きに…?

  6. つかじー より:

    メンタイさん、どうもですー!
    いえいえ。ソウギョはある程度大きな川でないと繁殖できないので、雄蛇ヶ池での繁殖は無理なんです。そのはずです。ウィキペディアに書いてありますw。