アイウィング135(i-WING135)は「itoエンジニアリング渾身の史上最強のハネモノ」!?。本当に史上最強ハネモノなのか、アクション動画を含めた詳細インプレッションです。
アイウィング135 は重さ45.4g
メガバス アイウィング135・i-WING135 のスペック
全長: 135mm
重さ: 1・5/8oz(実測45.4g)
定価: 6,264円
ルックスはメガバス感全開
ルックスはメガバス感全開のカッコ良さ。ボディはデカ羽根モノにしては痩身系のベイトフィッシュライク。同じく痩身系のダッジとはまたちょっと違う、少し凝った造形です。
細かい部分の細工も、まさに世界に誇るメガバスデザインです笑。目の中に「伊藤」の伊の文字。
超デッドスローから高速リトリーブまで全速度対応
クロールのピッチはかなりハイピッチで、羽根のでかさの割には巻き抵抗が軽めです。それゆえ長時間巻いても疲れにくいと思います。
超デッドスローからノーマルリトリーブ、そして高速リトリーブまで対応。どの速度でも使いやすい印象です。
アイウィング135の超デッドスロー
ラインの重さでクロールが起動します。アクションの立ち上がりも安定しています。この速度であっても、しっかりラトル音が聞こえます。
アイウィング135のデッドスロー
アイウィング135のノーマルリトリーブ
動画よりもっと速い速度、回収速度並みの速巻きでも安定してアクションします=回収しやすい笑。高速性能はベルリネッタクローラーを超えてます。(高速で巻いたらミスバイト増えると思いますけどねw)
スーパーデッドスローの性能は、アベンタクローラーやダッジのほうが優れてます。
飛距離はまあまあ、羽根の開きは良好
羽根は45度くらいまでしか閉じません。そのせいで空気抵抗があり飛距離はまあまあ、ぶっ飛びは無理です。うまく投げれば回転しませんが、風があるとちょっと微妙だと思います。(飛距離アップチューンについては後述)(※その後、羽根受け金具前方のヒートンが小さくなり、羽根が十分に閉じるように改善されました)
よって、着水後の羽根の開きは非常に良好です。アクションの立ち上がりは全く問題ありません。
アイウィング135の浮き姿勢
浮き姿勢は水平。ボディの8割くらいは沈んでます。
ラダーが左右どちらかに寄るのでそのせいで若干斜め浮きになる感じです。その意図的にバランス崩れた姿勢が、クロールアクションの起動にはプラスに働くと思われます。
強烈なラトル音と水音
ラダーがゆれてラトルが内壁に当たり、強烈なラトル音がでる構造になっています。ボディがちょっと揺れたくらいでもラトル音がします。
同じくラトルによるハイアピールのメガポンパドールと比べると、アイウィングのほうが全体的に良いです。メガポンパドールが好きな方は、アイウィングもぜひお試しください。
水音は、ノーマルリトリーブでちゃぷちゃぷ音、さらに速度を上げるとポコポコ音へ変わっていきます。
フロントフック前目が超デッドスローでどうか?
アイウィングは、フロントフックが他のビッグクローラーベイトに比べてやや前についています。でかいハネモノの超デッドスローでは、バスはボディ中心部を食い上げバイトしてくることがほとんどなので、超デッドスロー時のフッキング性能がどうなのかちょっと気になる感じ。
おそ~く巻く時にはこのフック位置がベストではない…逆に言うと、超デッドスローの使い方にフォーカスしてないということですかね。
また、夜や暗い時間帯の超デッドスローで、バスがラトル音を頼りにバイトしてくる時、ラトルからフックがやや遠いのでそれも食いミスの要因になるかも…。そのあたり、使ってみて確かめたいです。
写真の通り、羽根があまり閉じないためにBOX内でかさばります。となりのアベンタのようにスッキリ収まりません笑。(※その後、羽根受け金具前方のヒートンが小さくなり、羽根が十分に閉じるように改善されました)
開いた時の羽根は180度超えします↓
ジュラルミン羽根と羽根受け金具
ジュラルミン製羽根と羽根受け金具はオリジナル。羽根受け金具はダッジに似ているタイプで前後非対称です。
(前側のネジが小さいヒートンで傷防止用のチューブが被せてあり、それを外して使えと書いてあります)
羽根をサイズ比較するとこんな感じです↓
しかし、羽根の重量は3つの中でアイウィングが一番軽い。アイウィングの羽根2.4g<アベンタRSの羽根2.8g<デカダッジの羽根3.1g。アイウィングは金属の厚みが薄いのです。
そのことがハイピッチクロールに貢献してると思います。
スリット幅は大きめで羽根のガタツキは十分大きい。羽根の厚みが薄いことと、スリット部の摩耗余地が少なめなので、羽根の耐久性がちょっと心配。こればっかりは使い込んでみないことには分からないことです。
あまり動かないジョイントは必要か
ジョイントはあまり動かないし、後部ボディは小さい。ジョイントがあると飛距離は落ちる方向ですし、スーパーデッドスローのアクションにはジョイントがないほうがよいと思うので、それらを考慮してこうなったのかもしれません。
ジョイントは装飾の意味合いが強いかもしれませんね。そのほうが機能美があるってことで。自分は、ジョイントがないほうがよい気がしました。
アイウィング135 伊東さんの解説動画
「アイウィング135はメガバス的究極の羽根モノである」と、その機能について力説しています。
「ナチュラルな造形だけでなく、ラダーアクションバランサーシステム(RAB)による性能・アクション起動がポイント。ネチネチからハイスピードまで。いままでのウイングベイトの発想とは違った概念で作った究極の羽根」
まとめ
どの速度でも使いやすいことから、デカ羽根ビギナーでも使いやすいデカハネモノと言ってよいと思います。
「itoエンジニアリング渾身の史上最強のハネモノ」と謳うだけあって、とても完成度が高いと思いました。史上最強かどうかは何をもってそう判断するかによりますけどね笑。
他のラトル入りのビッグクローラーベイトといえば、メガポンパドールとベルリネッタクローラーがありますが、そのどちらよりもアイウィングのほうが自分は好みです。
個人的にはノンラトル版がとてもとても欲しいです!(メガバスさんお願いします)
追記)羽根の摩耗具合
次の写真は、そこそこ使い込んだ後の羽根です。スリットの摩耗が少し見えますが、摩耗具合としてはさほど問題ない感じです。これならば、とりあえず予備の羽根を買わないでもよさそう。けっこうもつと思われます。
摩耗する以外にじゃっかん歪みが見られます。それは羽根のヒートンが当たって歪んだものです。
アイウィングのチューニング1/ラトル音を殺す
アイウィングは強烈なラトル音が特徴です。そのラトル音は、ときにマイナスにもなると思います。そこで、アイウィングの強烈なラトル音を殺すチューンをしました。
必要なものは、「ピンバイス」「ハンドドリル」「埋め込むシャープペンシル用消しゴム」です。
アイウィングのチューニング2/飛距離アップ
羽根は45度くらいまでしか閉じないため空気抵抗があり飛距離が不満でした。そこで、飛距離アップ・キャスタビリティを向上させるチューンをしました。
これにより、中長距離のキャスタビリティが良好になりました。投げやすく、狙いやすくなります。
また、羽根が閉じるようになったことで収納しやすくなり、おかっぱり時にBOX内でかさばる件も気にならなくなりました。とても良いです笑。
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