レベルミノー(レイドジャパン)の実釣インプレです。浅いレンジで使いやすくジャークもタダ巻きもしっかり動き、飛距離も出る、よくできたロングミノーです。
レベルミノーの特徴、使い方
レベルミノーのスペックは、重さ1/2oz、125mm。スローフローティングです。ただ巻くだけでもよく動きます。
スローフローティングにもかかわらず、潜りにくいという特徴(なぜそうなるのかについては後述)があります。オカッパリにの使用には向いてます。
レベルミノー連続ジャークはサスペンドに近い感覚
ジャークした時のレスポンスは申し分なし。連続してジャークすると、サスペンドに近い感覚で使えます。
強めにジャークすると、止まってからも余韻でロール、そこからやや頭上がりの姿勢でゆっくりと浮上します。それはイマカツリップライザーのSlowRizerに似た動きです。
ロングミノーからは逸脱した驚異的なアクションレスポンス?
レベルミノーの箱書きの説明文には、「これまでのロングミノーからは逸脱した驚異的なアクションレスポンスを手に入れ…ラインの重みだけで動き出すほど究極レベルに到達」とあります。どんだけすごいのかと思いきや、そうでもなかったです笑。
ビッグミノーの傑作であるルドラF(OSP)とレベルミノーを比べれば、ルドラのほうが遅い速度で動きはじめ、ルドラFのほうが驚異的なアクションレスポンスだと私は思います。
レベルミノーの飛距離はかなりイケてる
レベルミノーはウエイトの割にかなり飛びます。風が強い中でも安定していて使いやすいです。飛距離がでることはオカッパリにはとくに重要です。
これは箱書きの通りw。
レベルミノーの自由自在なレンジ対応能力?
レベルミノーの箱書きに「自由自在のレンジ対応能力」とあります。その言葉通りかは置いといて、特に浅いレンジで使いやすいです。
おかっぱりでアップヒルになる条件において、近寄るにつれレンジを上げていきたい場合の使いやすさは特徴的です。足元が超シャローでもロッド角度で調整してやれば巻ききれる感じです。
その意味では、レンジコントロールはとてもしやすいです。
スローフローティングなのに浅いレンジで使いやすい!
違う言葉で表現すると、「スローフローティングなのに浅いレンジで使いやすい」というのがレベルミノーの特徴であり、特殊だと思います。ジャークでもタダ巻きでもです。これはうれしい。
速巻きしても潜りにくくレンジキープもしやすいです。ロッドを斜め上に捌けば、レンジを上げるコントロールが比較的容易に可能です。また、ポーズで食わせるアクションを浅いレンジでやり続けるのに向いてます。
それはアクション時に前傾姿勢ではなくほぼ水平姿勢であるがゆえと思いますが、水平姿勢に近ければ根掛かりリスク上がるデメリットはあります。
ユニークなセミカタパルトリップがもたらすもの
レベルミノーの潜りにくい特徴を出している主要因は「セミカタパルト」といわれるリップにあると思われます。
「リップの上唇部分」の平面で水を受けることで、「水平に近い姿勢」「潜りにくさ」「レンジを上げるコントロールがしやすいこと」を得ているのではないかと感じます。
レベルミノー vs ルドラ
レベルミノーはビッグミノーの中では痩身なタイプ。ボディ側面に平面はなくラウンドしています。下はルドラ(上)との比較です。
レベルミノーは、ボディが痩身でラウンドしていることからアピールは弱め。それとは逆に、ルドラはやや太めでフラットサイド系なのでアピール(波動)は強いです。
つまり、レベルミノーはよく動く割には弱めなアピール=ナチュラルなアピールだと思います。
レベルミノーにはオカッパリ向きの特性あり
レベルミノー、もっと早く買えばよかった。ビッグミノー好きなので新製品がでるとよく買いますが、久しぶりにアタリを引いたと思いました。まだ使い込んでませんが、個人的には評価高いです。
オカッパリ向きなユニークな特性と扱いやすさ、そしてアクションも良く、他のビッグミノーと使い分けできます。
コメント
僕も最近レベルミノーを使ってます。普段はワンテンとかも使いますがレベルミノーはよく動いて使いやすいですよね^_^
タッカーさん、どうもです~
はい、使いやすいですね(^^)まだ釣ってませんけど笑
よく拝見させていただき、参考にさせていただいています。
さて、レベルミノーのインプレッションについて質問です。レベルミノーについて「ロングビルミノー」と表記されておりますが、レベルミノーやルドラ程度の長さのリップでも、最近は「ロングビル」に分類されているのでしょうか? (還暦間近の私にとっては、どうも違和感がありまして)
羽根物好きさん
ご指摘ありがとうございます。
ロングビルミノーではなく、箱書きには「ロングミノー」と書いてありました、わたしの間違いです(^^;)訂正しました。
ロングミノーとロングビルミノーがごっちゃになってしまいました。お恥ずかしいかぎりです笑。