エクストラハイギアの盲点・デメリット。デカバス掛けると重い!仇になるケース

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「エクストラハイギア(XG)を使えばカバーに巻かれにくい」。高ギア比のリールについてこんな説明を聞くことがありますが、そこに盲点があります。

エクストラハイギアでカバーから早く引き離したい

近くに巻かれる可能性があるブッシュや倒木などのカバーがあり、それに巻かれないようにランディングしたいとします。

 

バスの大きさがある程度以下なら「エクストラハイギア(XG)で一気にゴリ巻きしてカバーから引き離してランディングできる」と思います。ですが、ビッグバスを掛けた時にはどうなると思います?

エクストラハイギア(XGはギア比8.5、ハンドル1回転で巻き上げ91cm)

デカバス相手ではエクストラハイギアは重い!

わかりやすいように自転車のギアに例えます。

 

変速機付きの自転車に乗ってる時、平らな道路では高いギア比のほうが速いスピードで走れます。

 

しかし、急な上り坂では高いギア比で走るのは難しい(大きな駆動力が必要)ので、必然的に低いギヤ比を選びますよね。

 

「デカバス=急な上り坂」

パワーがあるデカバスは、自転車における”急な上り坂”と同じことです。

 

高過ぎるギア比ですと、駆動力が足りずデカバスに負けてしまい、巻取りが遅くなることが起こりえます(ドラグは締めつけてロックしている前提)。その結果、カバーに巻かれてしまうかもしれません。

エクストラハイギアのデメリット

高ギア比のリールにおける巻取りの速さは、ラインに高負荷が掛かっていない時の話です。でかバス相手では、ギア比が高すぎることが逆効果にもなるということです。

 

特にオカッパリの場合、ビッグバスを狙うならそこまで考慮した上でエクストラハイギアを選択するべきと思います。

エクストラハイギアとロングハンドル

ハンドル長を長くすれば、テコの原理で巻取りトルクは増し、巻き感は軽くなる方向です。ただし、ロングハンドルにはデメリットもあります↓

ロングハンドルのデメリット(ベイトリール)でもデカバスを獲るために有効
ベイトリールのロングハンドルはデメリットがあるけれど、それでも、デカバスを確実に獲るために私は使っています…というお話。 100mmクラスのロングハンドル。カーボン・オフセット 写真は、最近買った98mmロングハンドル(カーボン・オフセット...

コメント

  1. yan より:

    PEのフロッグゲームでしか起こらなかったデメリットですがバックラッシュが増えましたw
    ビックベイトもXGでやりますがパワー等でのデメリットは感じたことが無いというか鈍感なのでわかりませんw
    多分ですがバックラッシュが増えた理由はテンションを掛けずに巻き取ってしまっているせいだと思っています

    • つかじー より:

      yanさん、コメントありがとうございます!
      バスの重量やパワーによるし、釣り人側のパワーにもよります。あと、立ち位置がどれくらいシビアか(どれくらい近くに巻かれるカバーなどがあるのか)にもよりますよね。
      問題を感じないのなら今のままでよいのではないでしょうか(^^)w
      バックラッシュはブレーキ調整で改善するでよいのではないかと。

  2. ニゴイ3号 より:

    XGが多用されないのは巻物で疲れるからでは?しっかりパーミングして、利き手でハンドル握ればXGででかいのかけてもゴリゴリ巻けますよ。今のリールはメチャ巻き上げが強いですからね!それでもツライくらい引く魚(鯉、レンギョ等)はロッドで寄せて、スラックを巻いてまた回収、って感じでファイトします。海の人がよくやるやつです!

    • つかじー より:

      ニゴイ3号さん、はじめまして!コメントありがとうございます。
      ゴリ巻けるかどうかではなくて、程度の問題ですね。つまり、巻取り速度です。
      エクストラハイギアが一番巻取り速度が速いのは負荷が掛かってないときです。負荷を大きくしていくと、どこかで低めのギア比のほうが勝つようになります。(物理的にはそうなります)

      自転車を例にだしましたが、坂道の自転車で自分がどのギアで早く登れるかです。
      もちろんそれは人(脚力)によって変わります。

      ニゴイ3号さんは、おそらく腕力があり上手にハンドルを回せる人なのかもしれませんが、非力であり巻くのが下手な人ほど、高負荷時のエクストラハイギアのデメリットは強くでることになります。

      おっしゃるように、ポンピングして寄せて巻くのは、巻けない高負荷に対応する方法ですね(^^)ただし、ライン強度(およびフック強度)がそれに耐えられる場合のみ有効です。バス釣りでは、そういう想定でラインの太さを決める人はほとんどいないかなと思います。

      物理の話にはできるだけならないように言葉で説明するのは難しいですね笑(^^)

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