六度九分の横綱。琵琶湖で使う人は多いでしょうが、関東では１サイズ下のキングマーマーでしょうか。関東バサーにはあまり馴染みがないルアーかもしれませんが、一発大物狙いの横綱のインプレです。
ビッグフラットサイドクランク、横綱
横綱はバルサ製、重さ48gでフローティングです。六度九分マーマーシリーズで１サイズ下のキングマーマーの２倍強あります。この重量でフラットサイドという、横綱はとても稀有なルアーです。
アクションはワイドロール、平面ボディで水をグワングワンかき回します。その強アピールによってバスに気づかせる力（引きつける力）は強いです。
でかすぎるよね～って思った人、SKTマグナム使うくらいなら横綱楽勝ですよｗ。このご時世なら横綱のデカさに抵抗がない人が増えてるかもしれませんね。
横綱の遠投性能。強風や向かい風をものともせず
特筆すべきは、横綱の遠投性能です。強風や向かい風をものともせずぶっ飛ばすことができること。メタル系ルアーを除けば、自分が持っているルアーの中で恐らく一番飛ぶと思います。
前述のように横綱のアピールはかなり強いのですが、その遠投性能が「荒れた条件の中で活きる特徴を持つ横綱」をさらに使えるルアーへと昇華させてます。
横綱の基本的な使い方
横綱の基本的な使い方は、タダ巻き。使えるレンジは0～3mくらい。スローに巻けば大きな引波を立ててトップウォーターでも使えます。カバー周りやブッシュの横を通せば、横綱が起こす水流がバスを惹きつけます。
もうひとつの基本は、トゥイッチやジャークなどロッドワークをいかした使い方。強めにジャークして浮上させ水面で食わせるのも有効です。
製作者の六度九分・行友さんが横綱の基本的な使用法を解説しています。そちらも是非ご覧ください→ ただ巻き編 ロッドワーク編
横綱の強アピールを利用した攻め方
自分が得意とする、横綱の強アピールを活かした攻め方について。強アピールにデカバスが反応します。
横綱の使い方。強アピールがハマったときの破壊力
強アピールでハメた時、ここぞという条件でデカバスを狙って獲ったことが何度もあります。
自分の実績で、破壊力のある特異な使い方が２つあります。速巻き系と強ジャーク系です。ぐわんぐわんロールするそのアピールの強さが活きる場面、荒れた条件下での実績が大です。
横綱を高速巻きでボトムにぶつける
水深2～3mぐらいボトムに、横綱を目一杯速巻きをして突っ込ませてバイトを誘発させます。限られた条件でのみ有効ですが、はまればビッグサイズを選んで釣ることができます。ボトムは水面と同じく、バスにとって獲物を追い詰める捕食面ですよね。
この攻め方は根掛かりリスクが高いので、後述する根掛かり回避用チューンが必須です。
強ジャーク・強いストロークからのローリングライズ
横綱は浮力が非常に強く、テンションを抜けばロールしながら急浮上します。水面方向へと逃げるようにローリングライズすることが効きます。
オカッパリで活かせる高浮力とレンジコントロール
横綱は高浮力にも関わらず速巻きすると3mくらい潜行できます。
オカッパリから遠投し急速潜行させボトムに達してからアップヒルで巻く場合、強い浮力でレンジコントロールがとてもやりやすいです。それにより、リップ付きの普通のクランクにはできない芸当ができます。
ただし、横綱を潜行させる場合、大変高価なルアーなので根掛かりがどうしても恐いです。
横綱のチューニング。根掛かり回避
顎下にステンレスワイヤー等を刺し、フロントフックがスタックするのを防ぎます。詳しい方法は下記を参照ください。カバー周りやボトムを攻めるならおすすめのチューニングです↓
このチューンにより根掛かり回避能力が上がり、カバー周りも思い切って攻められるようになります。
レイダウンにあてて巻いたりカバーすれすれを通過させれば、横綱の起こす大きな水流はカバーの中まで届きバスがカバーから出てくる感覚があります。
横綱は雷魚キラーでもある笑
ゆっくりタダ巻きでトップで使用するのは今はやめてます。オジャガ池でそれやるとなぜか雷魚が出ちゃうのです。横綱好きの缶さんも、「横綱は雷魚キラー」だと言ってます。
4年半くらい横綱を使ってみて思うに、横綱とキングマーマーの間のサイズがほしいな～と。行友さん「大関」作ってください笑（←マジです）
コメント
毎回のことながら インプレのプロっすね
読んでて感銘を受けます
行友さんもFBで つかじーさんの記事読んでって書いてますよ
すご！！
RINZOさん、ありがとうございます～
書けるのは好きなルアーやジャンルだけです笑
お久しぶりです！
大関マジで欲しいっす♪( ´▽｀)
メンタイさん、おひさしぶりっつMAX！
ね、ほしいでしょｗ(∩´∀`∩) ｳｪｰｲ