ディスタイルのレゼルブシリーズに超デッドスロー形態のレゼルブハッチが登場。ディスタイルサイトには「ミディアムリトリーブからスローリトリーブまであらゆる巻きスピードに対応…」とありますが、印象としてレゼルブハッチは「超デッドスロー特化で使いたい」タイプです。
というわけで、レゼルブハッチとクリソツなアベンタRSと比較しながらのインプレでございます~。
レゼルブハッチのスペック 重さ28g
■レゼルブハッチ/ディスタイル
重さ:28g
全長:80mm
価格:3,520円(税込)
リアフックのみフェザーフックが装着されてます。フロントフックアイはスイベルで、バラしを軽減する対応になっています。ボディは思ったより厚みがありました。
レゼルブハッチは羽根を後方に配置するなどアベンタRSと仕様が似通ってます。全長も同じ80mmです。アベンタRSとの大きな違いは、レゼルブハッチの羽根が金属ではなく透明なプラスチックであることです。
レゼルブハッチのアクション特性と動画
レゼルブハッチのアクション特性はアベンタRSに近いです。同じ速度ならレゼルブハッチのほうがアピールは強め(波動は強め)です。
(透明な羽根の動きが分かりやすいように両羽根に白いシールを貼ってます)
ポリカーボネートの羽根
レゼルブハッチの透明プラスチックの羽根は意外に重いのです。そのポリカーボネート製の羽根は、アベンタRSのジュラルミン製羽根よりも長くて重く、アピールが強めなのはそのせいもあります。
レゼルブハッチの羽根は3.4g、アベンタRSの羽根は2.7gです。レゼルブビッグの羽根も3.4gであり、見た感じでは同じ羽根に見えます(僅かな違いはあるかもしれません)。
透明プラスチックの羽根は見た目弱そうに思うかもしれませんが、ポリカーボネートはかなり高強度なので羽根が折れたり割れたりの心配はあまりなさそうです。
キャスタビリティは良好
レゼルブハッチのキャスタビリティは良好です。アベンタRSよりもレゼルブハッチのほうが飛行姿勢が安定しやすくて投げやすい印象です。
アベンタRSのほうが少し軽いため、特に着水音を抑えたい場面ではアベンタRSのほうが良いと思います。
プラ製ゆえの一定品質
アベンタRSのボディはウッド素材であり、当然ながら個体差が出ます。ウッド素材の差に加えて、金具や羽根の装着具合にも微妙な差異がでやすいです。したがって、超アタリ個体もありますが、ハズレもあります。
一方のレゼルブハッチのボディはプラスチック製です。羽根の装着も単純な作りになっており、そこの出来のバラツキもほぼなさそうです。つまり、アタリハズレがない一定品質と思われます。
羽根まわりの調整必要なし
レゼルブハッチは、羽根周りの調整をする必要がなくて楽です。逆に言えば、羽根周りの調整が事実上ほとんどできない。ゆえに、羽根マニア的には調整することができない=つまらないとも言えますけどね…笑。羽根の装着はネジ1本でシンプルな作りになっています。
一方、アベンタRSでは、やや斜行するケースなどで調整が必要になることがあると思います。そういう煩わしさが嫌な人にはレゼルブハッチのほうがオススメですね。
ラトルは鳴らない、金属音も無し
レゼルブハッチの羽根はプラスチックなので、当然ながらアベンタRSのような金属音は出ません。かわりにプラチックの羽根がカタカタする音が少し出てると思われます。
レゼルブハッチは振ると内部ウエイトが鳴ってラトル音がしますが、クロールアクション時にこのラトル音は出てなさそうです。
フックと羽根付け根の絡みは心配なし
レゼルブハッチはリアフックと羽根の付け根が近いですが、フックがそこに絡む心配がなく良好です。
一方アベンタRSでは、リアフックと羽根受け金具が近いため、リアフックを自分好みのフックに交換した時にフックが羽根受け金具に絡むケースがあり(下の写真)、小さい事なのですが個人的にはそれがイマイチです。
レゼルブハッチのインプレまとめ
超デッドスロー系ハネモノがたくさんある中、後発でありかつレゼルブシリーズの末っ子ということもあり、レゼルブハッチはよく出来てると思います。
特にアベンタRS好きな人であれば買って試すべきです。当たり個体のアベンタRSは別格ですが、とはいえ、ウッド製ではないレゼルブハッチの一定品質は非常に魅力的です。
ひょっとしたら、レゼルブハッチはイマカツ社がプラスチック製アベンタRSを出すモチベーションに
クローラーベイト各種の実釣レビュー&使い方
クローラーベイト各種の実釣レビューや使い方をまとめました。
ビッグクローラーベイトTOP20。人気ハネモノの動画とインプレをランキング形式で紹介!
コメント