ドラウンドクローラーはその名の如く「溺れる小動物」を演出できるのか?イマカツにいた藤木プロのルアーだけに期待しちゃいますよね。実釣インプレです。
ドラウンドクローラーは重さ1oz
ドラウンドクローラー/Drowned Crawler(フラッシュユニオン)
全長:90mm
重さ:1oz(フック・リング含まず)
価格:8,800円(税込)
体高のある縦に平べったいボディは、デッドスロー系クローラーベイトではいままでになかったタイプ、似ているハネモノは思い当たりません。ボディは高浮力系木材のアユースです。
フックはピアストレブル#2を使用しました(ルアーにはフックとリングが付属してません)。スプリットリングは小さいのをダブルにして、フック絡みもなくて丁度いい感じです。フック・リング装着後に実測で29.5gでした。
溺れる小動物?ドラウンドクローラーのアクション
超デッドスローは、羽根が短いわりにはかなり秀逸です。しかも、ノーマルリトリーブも秀逸。速巻きしても安定しています。オールラウンドに使えます。期待以上のアクションでした。
ピクピクから超デッドスロー
クロールはハイピッチです。水面ピクピクもOK。というか、水面ピクピクから始動するイメージです。いきなりスロー巻きするとアクションしないことあり(後述)。
ノーマルリトリーブ
ノーマルリトリーブではナチュラルなポコポコ音(水音)がでます。巻き心地よい軽快なアクションです。
ドラウンドクローラーの良い所、悪い所、特筆点
キャスタビリティ良く着水時も問題無しで扱いやすい
飛行姿勢が良く飛距離は十分、投げやすくキャスタビリティは非常に良いです。それでいて着水音は抑えやすいです。
着水時のトラブルは皆無です。逆さまに着水したり、片羽根閉じたり等の問題はまったく起こりません。とても扱いやすいとおもいます。着水後の浮き姿勢はほぼ水平です。
動き出し要注意!上手にやらないとノーアクション
着水して完全に静止したところから動かす場合、少し注意深くやる必要があります。いきなりスローで巻き始めてしまうと、ノーアクションの棒引きになることがあります。
じわ~っとテンションをかけ、水面ピクピクから始動してやるイメージです。ラインを弛ませてラインの重さで引き始めればOKだと思います。デッドスロー系クローラーベイトに慣れていない人は特に注意してください。
デッドスロー時のアピールは弱め
構造的にハネのガタツキはなく、金属音はでません。羽根のサイズもあまり大きくないので、低速では波動も弱いです。
したがって、特にデッドスロー時のアピールは弱めです。個人的には、それはそれで他のクローラーベイトと使い分けできてよいと思います。
羽根はアルミで薄く曲がりやすい
羽根はアルミで薄いため、曲がりやすいです。実際に、1本釣ったときにバスが暴れて片羽根が曲がりました。曲げ戻しはしやすいのですが、羽根は微妙にカーブしているので、その場で初期状態に戻しにくい感じです。
羽根の装着方式は、ステンレス羽根でよくある構造ですが、アルミ羽根です。日本の部品屋から新発売のSS50アルミウイングとのことで、羽根を新品に交換したい場合はそれを買うことになります。
ウッドだけど個体差少なそう
ウッドゆえの個体差は微妙にあるかもしれませんが、アクションに影響するような個体差は少なそうに思います。1個を試しただけですが、使用感はとても安定していますし、作りも精緻に作られている印象です。
ドラウンドクローラーのインプレまとめ
万能系で、超デッドスロー秀逸でかつノーマルリトリーブも秀逸というドラウンドクローラー。特徴がしっかりとある、マニア受けする逸品だと思います。
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