フカベイト(ノリーズ)実釣インプレ!I字デッドスローの波紋で誘うブレードスイングベイト

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フカフカと水面で揺れるフカベイトです。スーパーデッドスローでもイケます。

フカベイトのスペック

フカベイト(ノリーズxアカシブランド ベジテーションシリーズ)

全長: 122mm
重さ: 35gクラス(実測39.2g)
定価: 6,800円

フカベイトは、ゆっくり巻くことでボディ下のコロラドブレードが左右にスイングし(回転させない)、それによってボディから絶妙な波紋を発生させるトップウォータールアーです。

フロントフックは、サーフェスリグにスプリットリングを装着するという珍しい仕様。(自分はよくやりますけど)

ウッド製ゆえ個体差ありですが、実測すると39g以上ありました。初回リリースのカラーはブラックのみ。まあ、トップですからシルエットがはっきりでやすい黒は基本カラーですね。

 

羽根モノのクリーパーとフカベイトは似ていると言われていました。それはフカベイトのプロトがハイフィンのルアー(ホグバスター)をベースにしていたことに由来しているようです。

 

ブレードは、フカベイト専用に開発されたというフカブレード。右は同じブレードスイングベイトの黒船(後述)で使われたヒルデブランド#5。サイズ的にほとんど同じです。

 

ボディ後部にブレードをぶら下げながらも、浮き姿勢はほぼ水平です。

フカベイトのアクション動画

この動画はデッドスロー程度ですが、もっと遅いスーパーデッドスローでもアクションします。

お尻がやや不規則ぎみにヒクヒクしてる感じが分かりますでしょうか。ただ揺れるだけではないこれがフカフカアクションですね。

2つ目の動画は、ブレードとフックの接触音が聞こえる少し速めに巻いた動画です。このカチカチ音がプラスになる場合もあるでしょうが、カチカチ音がでない遅さで巻くのが基本でしょうね。

キャスタビリティと巻き速度

飛距離は、ぶっ飛びそうにも見えますがその予想はハズれ。アベンタクローラーと投げ比べると、アベンタとあまり変わらないくらいかむしろアベンタのほうが飛ぶくらいの印象。

とはいえ、遠投での使用に向くルアーでもないと思います。遠投するとアクションしてるのが分かりにくくてノー感じになりやすいからです。その意味で中距離向きという感じがします。

距離が近すぎるといいアクションをさせにくいのは羽根モノデッドスローと同じ。ラインテンションの乱れがアクションのスポイルに繋がります。羽根モノのデッドスローと同じく、「ライン弛ませ巻き」がよいと思います。

フカフカアクションの有効速度は狭めで、超デッドスロー専用という感じです。速めに巻いて釣れないことはないと思いますが、そうするなら別のルアーでよいでしょう。超遅く巻くことでフカベイトの性能を十分に発揮できると思います。

フカベイトを羽根モノの水面ピクピクと比較

フカベイトの特徴を分かりやすく言い表すために、デカ羽根モノの水面ピクピクを比較対象として説明します。

羽根モノ超デッドスローより水面の波紋は弱い

羽根モノマニアはフカベイトのフカフカアクションが気になっているはずです。羽根モノの水面ピクピクと似ているからです。

フカベイトはボディが揺れて波紋を出しますが、羽根モノ超デッドスローはボディの揺れにプラスして2枚の羽根が水面を揺らします。水面を揺らすアピールだけで言えば、同クラスの羽根モノのデッドスローで同速度ならフカベイトのほうが波紋が弱め=波動が弱めと言えるでしょう。

羽根モノより使いやすいのか?簡単なのか?

羽根モノより使いやすそう…簡単そう…という印象を持つ人がいるかもしれません。が、デッドスロー系ルアーに慣れていない人ほど、フカベイトは巻き抵抗が少ないゆえについつい速めに巻いてしまいそうです。

風などでちょっとでも水面が揺れてるとノー感じになりやすいです。また、羽根モノと違ってアクションがほとんど目視できず見えるのは波紋だけなので、実感値として集中力が長く続きにくいと感じます。

羽根モノより明らかに優れている点

羽根モノデッドスローの場合、浮きゴミが羽根に引っかかるとアクションがスポイルしやすく、浮きゴミが苦手です。それに比べてフカベイトは少々の浮きゴミくらいならオッケーなので、それも羽根モノとの使わけのポイントになるかもしれません。

また、超デッドスローの羽根モノは、バスを釣った後や何かにぶつけた時などパーツが曲がったりしてセッティングがズレることがあります。フカベイトはそのような問題はないと思います。

インプレのまとめ

個人的には、フカベイトよりも羽根モノデッドスローのほうが使い勝手が良いなという印象です。使える速度幅も広めだし。ただし、浮きゴミが気になる場合の代打としては有効ですね(羽根モノ好きのインプレですからお許しを)

問題は、羽根モノデッドスローとフカベイトで釣果の差がでるのかどうか。羽根モノでは釣れないバスがフカベイトで釣れるのか。それは使い込んでみないとなんとも言えませんね笑。

ノリーズベジテーションシリーズの前例からすると、フカベイトは出荷数が少なく追加生産もあまり期待できなそうです。ルアーをハンドメイドした経験がある人なら、自作する手もあると思います。その場合には次項が参考になると思います。

ブレードがスイングする同タイプルアーと自作ルアー

黒船(BLACK BOX)

黒船は約13cm、重さ40g。フカベイトとほぼ同サイズ・ほぼ同重量で、ブレードがスイングするアクションも同じです。違う点としては、ボディ形状がだいぶ異なり重心が後目です。使用ブレードは、ヒルデブランドのコロラド、#5番です。

ゾーイトップブレード(THタックル)を改造

ゾーイトップブレード(32g)はチャターブレードが付いてるルアーですが、それを改造してブレードがスイングするようにしたものが下記です。平べったいルアーだとどうなるのか、やってみたわけです。

ゾーイトップブレード接近戦用超デッドスローチューン
ゾーイトップブレードを黒船タイプ(=ノリーズフカフカタイプ)に変更し、接近戦用の超デッドスローチューンを試しました。 「1mを5秒」くらいで巻いた動画です。片手で撮影しながらぎこちなくロッドを操作してますが、ラインテンションが少々乱れてもア...

ハイフィン クリーパーを改造

次のは形状が似ているクリーパーを改造し即席で作ったものです。これはフカベイトの6割くらいの動きでした。調整すればもう少し良くなると思います。ブレードは黒船と同じヒルデブランド#5。自作したい人は参考にしてください。

コメント

  1. Tack より:

    フカベイト買えませんでした泣

    • つかじー より:

      今日お店で買ったと言ってる人もいるのでまだチャンスはあるかも!?

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