ダヴィンチ190(エレメンツ)はユニークなビッグベイト。2つのラインアイによる2つのアクション特性、ロールアクションが秀逸です。以下、ダヴィンチの実釣使用感と使い方、ちょっとした欠点があるのでそれを含めインプレです。
ダヴィンチ190はデュアルなルアー
ダヴィンチ190(Davinci190)エレメンツ
重さ:2oz
全長:190mm
価格:5500円(税別)
フローティングです。
ダヴィンチ190は特許出願の斜めのジョイント構造が特徴です。また、グッドデザイン賞を受賞してます。
ダヴィンチには2つのラインアイがあり、それにより2つの異なる使い方ができるデュアルなルアーです。
ダヴィンチの「ツイストロールアクション」アイ
ダヴィンチの2つのラインアイのうち、前のほうのアイです。
タダ巻きでフラフラアクション
ツイストロールアクションアイでは、スローにただ巻きすると巻き抵抗軽めでノー感じです。でも、フラフラロールしていい感じのアクションです。レンジ的には、表層からあまり潜らないので、シャローやウィードトップに浮いているバスをサーチするのに向いてそう。
連続ジャークでパニックアクション
連続ジャークはほぼ表層で、スライド、ボイルアップします。すなわち、餌を追って捕食に夢中になっているようなパニックアクションができます。
キックバックぎみに浮上
浮上中は、ボディがロールするなどの動きはなく、キックバックぎみにノーアクションで浮上します。そこにはあまり面白さはないです。
ダヴィンチの「バイブレーション」アイ
バイブレーションアイは、背中にあるラインアイです。
巻くとブリブリなデカバイブ
バイブレーションアイを使って巻くとそれはまさにデカバイブという感じで、アピールが強いです。手元にしっかりブリブリ感が伝わってきます。
20ポンドラインで試した感じでは、潜行深度はMAX1.5m程度だと思います。まずまず潜りますね。
強めにジャークすると、余韻でポーズ後にもロールが入り、とてもそそるアクションです。
ボトムを攻められる
フロントフックアイが後ろ目かつフックがショートシャンクなので、前傾姿勢でボトムをこすってもゴミを拾いにくい感じ。シャローのボトムは攻めやすそうなので、個人的にはそこがツボりそうです。
ただ、バイブレーションアイには後述の欠点があります。
速巻きでアクション破綻。ウエイトチューン
バイブレーションアイで速巻きすると、アクションが破綻して横スライドし水面に浮上してしまいます。ノーマルの状態では、速巻き気味に急潜行させるのは無理です。
フロントボディ下に2.5gほどウエイトを貼ってみると、速巻き時の横スライドは若干マシになります。その状態で2mくらいまで潜りました。
潜らせたい場合はウエイトチューンですね。ただし、2.5g貼るとスローフローティング程度になってしまいます…。
キャストで回転しやすく、エビることあり
バイブレーションアイでキャストすると、ルアーが回転しやすく、投げにくいです。
回転すると、フロントフックがラインを拾ってしまう(エビる)こともあり、バイブレーションアイで遠投するのはなかなかきびしい感じです。
遠投しないコントロールキャストならあまり問題ありません。
前のラインアイをチューニング
前のラインアイ(ツイストロールアクションアイ)が半円状で小さく、スナップによっては通りにくいです。実際、わたしがメインで使うスーパースナップ#2は通りにくくてダメです。
自分は、ラインアイのボディ側を削ってチューンし、解決しました↓
ジョイントビッグベイトのロールアクション
S字系のジョイントビッグベイトでもロールアクションができるものがあります。
個人的には、そのロールアクションでリアクション的に食わせる方法をよく使いますけど、それに比べればダヴィンチはとてもイージーにロールアクションを出すことができます。
ジョインテッドクローでロールアクションをだすには、ボディのロールをうまくコントロールできるようにチューンしてやる必要があります。ジョイクロマニアの間では知られたウエイトチューンですが、デリケートなチューンなのです…。
ダヴィンチにジョインテッドクローのような難解さはない
ダヴィンチは、ジョインテッドクローのようなどうにでも動かせる難解さや扱いの難しさは感じられず、むしろ分かりやすいルアーだと思います。
つまり、リップレスでジョイントのビッグベイトとしては、スキルがあまりない人でもダヴィンチなら扱いやすいと思います。
特異なフック装着。Owner STY35MF
ダヴィンチに装着しているフックが特異なタイプで、スティンガートリプル ショートシャンク STY35MF #1(Owner)。文字通りショートシャンクで、トリプルフックの開きが均等ではない変則フックです。
ダヴィンチのカラー
OKAMITZさんが全カラーコンプリートしてました笑。ダヴィンチはそそるカラー、美しいカラーがそろってるので、ついついいくつも買ってしまいそうです笑。
全色揃いました✨😊#ELEMENTS#ダヴィンチ#10minutes pic.twitter.com/X2Y9WXRkTV
— OKAMITZ (@_okamitz_) 2018年4月1日
ダヴィンチ190の動画
エレメンツオフィシャル動画です↓
ELEMENTS第一弾ルアー「Davinci 」のPVを公開しました。
合わせてWEBサイトも公開致しました。https://t.co/qN2mYkpTMk
これから詳細情報や解説などブログで公開して行きたいと思います。#elmnts #davinci pic.twitter.com/TjB8bkLgrO
— ELEMENTS® (@elmnts_jp) 2017年7月7日
ラインアイの件。エレメンツ久家さんからの返答
ラインアイの件で、製作者の久家さんから返答をいただきました。
ボトムにあたった時の破損を防ぐためにラインアイが半円程度になっているそうです。また、塗装によっての個体差もあるとのことです。
ダヴィンチの、前のほうのラインアイが半円より小さくてオレのスナップはなかなか通らんwww pic.twitter.com/3RfPTGZrFe
— つかじー@蛇の道は蛇バス釣り (@tukajii) 2017年11月1日
これは理由があります!まだブログに開発の記事を書けていないのですが、フロントアイは本当にに何度も検討しました!設計では半円以上ボディーから出ていますが、小さく感じていらっしゃるのは塗装の個体差だと思います。続き
— 久家英和 HIDEKAZU KUGA (@HDKZKG) 2017年11月3日
続き
フロントアイを半円近くまで引っ込めたのは、バイブレーションアイを使用してボトムにコンタクトした時の破損を防ぐためです。エイトカンを両サイドからプラスチックが挟んでいるので、ボトムにガンガン当たると、ステンレスとプラスチックだとプラスチックが負けてしまいます。続き2— 久家英和 HIDEKAZU KUGA (@HDKZKG) 2017年11月3日
続き2
開発で何度か出したり引っ込めたり、エイトカン周りをくり抜いたりしたのですが、アクションが変わってしまうので、現行が一番安定する位置になります。スナップが少し入れづらい可能性はありますが、バイブレーションアイ時のボトムコンタクトを唇で回避できるようになっています!— 久家英和 HIDEKAZU KUGA (@HDKZKG) 2017年11月3日
ダヴィンチのスナップ通りにくい件は、アイが埋まっているボディ側を削って解決。スナップ通らないことに結構ストレス感じるからwww pic.twitter.com/sjEhH4EWHB
— つかじー@蛇の道は蛇バス釣り (@tukajii) 2017年11月3日
コメント
つかじーさんこんにちわ。
購入もインプレも早いですね!
私もダヴィンチは気になっていたんですが
買うのを悩んでいました・・・
気になっいていたのがバイブレーションでの早引き出来ないってとこ
リアクションバイト狙いには適さないのかなぁ
もっとウエイト貼ればOKでしょうか?
つかじーさんの評価高ければ買います
NZは相変わらずこちらでは見かけません(涙)
ワカさん、どうもです~
昨日はとりあえず2.5g貼ってみたんですけど、スローFになってしまったので、これ以上貼るとサスペンドかシンキングになりそうだなって…… 推測です。
そもそも、2つのアイを両立させようとしている時点で何かが犠牲になってもしかたないかなと思います笑。
つかじーさんどうもです(^_^)
ダヴィンチインプレ待ってましたー!!
つかじーさん信者の自分は既に3個も購入してしまいましたが( ̄▽ ̄)
インプレ的にはそんなにオススメでは無いんですかね??
ロールアクションが流行する前に おいしい思いが出来れば良いのですが(>_<)
イッチーさん、どうもです~
3個もwww(∩´∀`∩)
いいルアーだと思いますよ笑。
[…] 潜行深度は1m程度なので、雄蛇ヶ池のつかじーさんもおっしゃっているように、ボトムに当てたいときはウェイトシールを張り付けてシンキングチューンを施す必要があります。 […]