雄蛇ヶ池で10月にブルーギルがスポーニング!?

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先日掲載した記事に、ひろさんから「バイブのフックにギルの稚魚がやたらと引っかかる…(11月上旬の話)」というコメントをもらった。その時の写真を元に「よしさん」に調査していただいたところ、なんと、雄蛇ヶ池で10月にブルーギルが産卵していたであろう事実が判明した!!
下の写真はその時の稚魚です。(写真はひろさんより提供)


詳しくは下記「よしさん」のレポートを御覧ください↓
http://ojyaga.com/col_20101214_gill.htm
よしさんによると推測される産卵日は10/2~10/3とのことだが、その時期はアオコ現象がとてもひどかった。よってシャローのギルネストに気がつかなかったとしても不思議はないかと思う。(だれかその時期に雄蛇ヶ池でギルのネストを目撃された方がいましたら、是非ご一報ください)
さらに思い返すと、11月のはじめ頃に岸際に小さなたくさんの稚魚が群れているのを見かけ、「こんな時期にこんな小さい稚魚いるんだ…」と少しの違和感があったのを覚えている。
また、つい先日の12/9のブログ記事に「日当たりのよい場所に、ギルの稚魚らしきベイトフィッシュがたくさん入りこんでいるのが確認できた…」と書いたが、そのサイズは目測で3~4cmぐらいと思った。それはおそらく10月に孵化したギルの稚魚が成長したものだろう。
■□■
こういうことも起こりえるのだから頭を柔軟にして釣りをする必要があるな~と改めて感じた次第です。

コメント

  1. おじゃじゃ より:

    つかじーさん、いつもありがとうございます。よしさんのレポート、大変興味深く拝読いたしました。
    優占種移行という表現がありましたが、それはブルーギルが雄蛇ケ池において増殖しているということ。それを招いたのはソウギョ放流による環境の変化により天敵であるバスが減少したため。高水温が招いた季節外れの産卵から湖面下の力関係まで導きだしたレポートは圧巻でした。自然の現象一つ一つには理由があるということを改めて実感させられたのと同時に、小さな雄蛇ケ池からスケールの大きい問題提起に驚かされました。ありがとうございます。

  2. つかじー より:

    おじゃじゃさん、どうもです!
    ウィード消滅→バスがギルを捕食しやすくなる→デカバスラッシュ&ギル激減→大きなバスが減少→捕食者が減ったため、ギル増加(&小バスも増加) という流れかなと。
    ギル増加となれば、次はバスがまた盛り返すのかもしれません。
    言わずもがなではありますが、根本的に「ウィード増加」が必要です。

  3. Basser Tack より:

    やっぱりギルの稚魚でしたか。。10月の初めから中旬にかけて、ネストかどうかわかりませんが、水神様のがけ崩れ跡のブッシュに、1センチから1センチくらいの稚魚がたくさん集まっているのを見かけました。

  4. つかじー より:

    Tackさん、どうも!
    水神様付近のような岬まわりにギルのネストができることはほとんどないと思います。ネストができるのはワンドの中の泥の堆積したフラットです。泥の下はハードボトムですが、バスがネストを作るような場所よりももっと泥の堆積が多いところにできます。

  5. Basser Tack より:

    なるほど。そうすると、あの大きさで、長い距離を移動するのは危険なので、弁天のワンドあたりにネストがあった可能性もありますね。

  6. ひろ より:

    つかじーさんどーもです!
    稚魚がギルでホッとしました。
    よしさん、解析 お疲れさまです!
    お役に立てて良かったです!

  7. つかじー より:

    ひろさん、どうも^^
    ひろさんの情報のおかげで興味深い事実が明らかになりましたね!ありがとうございました!
    PS.よしさんにも重ねてお礼申し上げます。ありがとうございました!

  8. ぬまりん より:

    いつも拝見させていただいております。
    ギルに限らず、バスやザリガニも秋に産卵しますよ。
    必ずしも春というわけではないです。
    秋に産まれた個体は非常に生命力があります。

  9. つかじー より:

    ぬまりんさん、はじめまして。
    情報ありがとうございます!
    はい、ザリガニはだいぶ寒くなっても産卵します。わたしも去年の11/23に子持ちのザリガニを写真に撮りました。(→ttp://ojyagaike.naturum.ne.jp/e874750.html)
    バスについては秋に産卵したのを目撃あるいは確認したことはありません。
    ぬまりんさんが、秋にバスが産卵したのを確認した場所は具体的にどちらでしょうか?けっこう頻繁に(毎年のように?)起こることなのでしょうか?もしさしつかえなければおしえてください。

  10. よしさん より:

    ひろさん、よしさんです。
    良質のネタで、楽しむことができ、頭も嬉しがっています。小さな疑問に「なぜ」を持ち続けるひろさんの姿勢(季節はずれの稚魚の撮影)が、新しい知見の発見につながりました。今後も「なんじゃ、これ」という場面があれば、証拠(実物・写真・測定スケッチetc)を残してください。
    ありがとう御座いました。

  11. ぬまりん より:

    秋に尾びれが削れてるバスが釣れることが良くあり、お腹を押すと卵がポロポロ・・・
    なんてことは数年前からよくありました。
    東金のいろんな池で釣りしてて毎年そういう魚に出会います。
    で、琵琶湖なんかでもそうなんですけど
    ネストを目視できないのは春に比べてかなり深い位置にネスト作ってるからだと思います。

  12. つかじー より:

    ぬまりんさん、レスありがとうございます^^
    ぬまりんさんはかなりの経験の持ち主のようですね!
    > 数年前からよくありました。
    なるほど。これまでわたしが雄蛇ヶ池で釣りをしていて、秋にドアフターやプリと判別できるバスを釣ったことはなかったもので、めずらしいことかなと思いこんでいました。わたしも今後は気をつけてチェックしてみたいと思います。
    深いネストだとしても、秋は急な水温低下や水がターンしたりなど、普通の野池では産卵行動や孵化にはマイナス要素が多いのかな~と。よくある事なのであれば、何かそういうマイナス要素が起こりにくい、条件的に安定した特別な水場なのかなと想像してしまいました。
    秋の産卵は可能性としてある話でしょうが、よくあるという事であれば調査すべきに値するんじゃないかな。→よしさんがピクピクしてるかもしれませんが^^
    (東金近辺の池などで秋にバスが産卵した事実をご存知の方がいましたら、是非コメントお願いします!)

  13. よしさん より:

    ぬまりんさん、はじめまして、よしさんです。
    「バスも秋に産卵し、秋に産まれた個体は非常に生命力がある」とは、興味深い説です。
    つかじーさん、
    産卵すれば、ふ化仔魚か前期稚魚かが目撃できますので、産卵行為・状況を探すよりも稚魚を探した方が、(サンプルもキープできますし)確実と思います。

  14. つかじー より:

    よしさん、
    いつもお世話さまです。
    了解です!

  15. よしさん より:

    ぬまりんさん、よしさんです。
    「バスが(自然界で)秋に産卵した」報告は、まだなかったように思います。また「秋に産まれた個体が非常に生命力がある」という比較試験報告も見当たらないようです。
    ぬまりんさんの説を証明できれば、学術的に大きな価値があると考えられます。
    そこで手がかりに、「お腹を押すと卵がポロポロ・なんてことは数年前からよくありました」の、具体的な年月日を数例、ぜひ教えてください。
    よろしくお願いします。

  16. つかじー より:

    やはりそうですか。実証されていないとすれば、実証するのみです。
    バス釣り好きな水産学科の大学生が飛びつきそうな研究課題かもしれませんね。
    ぬまりんさんが「お腹を押すと卵がポロポロ・なんてことは数年前からよくありました」という、そういうバスを一番たくさん釣った水場を教えてくださいませんか?
    ぬまりんさんの経験値がゴールへの近道だと思いますので。コメントするのがまずければ、ブログの左側一番下の「メッセージを送る」から送信していただければと思います。
    よろしくお願いします!

  17. ぬまりん より:

    学術的な視点は僕にはないのでわかりませんけど
    丑ヶ池の中央の池みたいにクリアになりやすい場所が多いですね。
    霞水系なんかでもゴロタのハードボトムに晩秋、尾びれが削れて血出してるバスは仲間内含めて釣ってる人はよくいますよ。
    琵琶湖ではパターン確立までには至ってない(春ほど数は多くないのが理由だと思いますが)秋のプリスポーン個体はかなり有名で、実際僕もディープネストを漁港内などで見たことは何度かあります。

  18. つかじー より:

    ぬまりんさん、どうもです。
    たびたびのコメントありがとうございます!
    参考にさせていただきます。

  19. よしさん より:

    ひろさん、よしさんです。
    某博士にブルーギル事例報告しましたら、10月産卵の可能性が高いと回答を頂戴しました。
    しかし、公式に断言するには根拠が弱いと思われ、次のチャンスには、稚魚実物10尾ほどを入手し、クール宅急便で当方へ送付ください(着払い)。
    耳石を調査すれば完璧に確定します。
    ぬまりんさん、よしさんです。
    クリア・ウォーターは鍵になりそうですね。
    今季は、もう産卵はないでしょうが、来季はよしさんも注意してみます。
    もし秋に稚魚を発見されましたら、上記のように送付してください。
    よろしくお願い致します。

  20. つかじー より:

    よしさん、どうもです^^
    いつもお世話さまです。
    そうですか、断言するには根拠がよわいですか。やはり研究者の指摘は手きびしいのですね。。
    ”耳石”を調べるとは、これまた初耳です(笑

  21. よしさん より:

    魚の頭の中に耳石があり、耳石をスライスして研磨しますと、あたかも木の年輪のごとき輪が現れます。1日1本づつ形成されますから、30本ならふ化後30日の稚魚と確定します。
    ワカサギ・アユでは、多用される解析手法のひとつです。

  22. つかじー より:

    よしさん、どうもです!
    なるほど。スライスするとは…大変そうな作業ですね。。
    勉強になりました^^

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