川村光大郎さんも使っているらしい、ガストネード110S(ダイワ)の実釣使用感含めインプレです。約1000円という価格、同種ルアーのステルスペッパー110S(ティムコ)に比べてもかなり安いです。ただ、大きな問題ではないですが、気になる点がありました。
ガストネード110SはベイトタックルでOK
ガストネード110Sは、重さ16.3g、110mm。
ガストネード70Sに比べて3倍重く、ベイトタックルで使えるシンキングダブルスイッシャーです。
ガストネード110Sの動き・アクション
この手のルアーは、I字系ルアーと同じ感覚で一定速度で巻くのが基本です。ボディが揺れたりせず安定して巻くことができました。
ガストネード110Sは、口の穴から水が入ってエラの位置から排出されます。それによってノー感じにならないように適度な水抵抗を得ている仕組みです。リトリーブ時の姿勢安定にもつながっている感じです。
シンキングですが、感覚的には、だいぶスローシンキングです。1秒で10cm程度沈むくらい(水温約15度)。それはステルスペッパー110Sも似たようなものです。
ガストネード110Sの使い方
ガストネード110Sの有効レンジは表層(水面下10~30cmくらい)です。よって、かなり浅いシャローでも使えます。
超デッドスローで巻く感覚で潜らせて使ってみても、せいぜい水面下40~50cmくらいだと思います。
また、速めに巻いてもなかなか水面から飛び出さず、ペラはよく回ります。引き波をたてて水面直下モワモワ引きが可能です。
ガストネード110S使用上の気になる点
キャストし続けるとリアのペラが開く
使っていて気になる点がありました。それは、キャストし続けるとリアのペラ(スクリュー)が徐々に開いて変形してしまうのです。
自分の使用で特に影響がでやすかったのは、木の枝が覆いかぶさっているような場所などにライナーで投げる時。ライナーでキャストすると着水時の水抵抗は大きいので、そういうキャストを何度もするとわりと早めにペラが開いてきます。
リアフックがペラに乗ってスポイルする
そして、ペラが開いてくると、実害としてこれが起こります↓
リアフックがペラに乗ってしまい、ペラが回らない状態のままのリトリーブになってしまいます。頻度はそんなに多くないですが、丁度いいところに入った時、動きが変だなと思ったらこうなっていてガッカリということがありました。
なので、たまにペラをチェックして、変形していたら直すと…。
ペラの金属を極力薄く回りやすくしたことでペラが曲がりやすく、ペラが邪魔するリアフックのフッキングを改善するためにスペーサーを入れてフックとの距離をとったことで、フックがペラに乗りやすくなったわけです。改善策の弊害でしょうか…。
ガストネード110Sのラインアイ
もうひとつ、ラインアイの半分が金属パーツによってカバーされているため、使うスナップによってはラインアイに通りにくいです。私が主に使用するスーパースナップ#2ですと、取り付け取り外しがサクッとはいかず、イマイチ面倒です。
(フロントペラとラインの干渉を防ぐためにこうなっていると思われます。小さめスナップ、細めのスナップなら問題ありません)
ガストネード110Sとステルスペッパー110Sの比較
ステルスペッパー110Sとガストネード110Sは、似てますが特性的にに微妙な相違点があります。キャスタビリティの差は意外にあり、ステルスペッパー110Sのほうが飛距離も出しやすいです。ガストネードのほうが重いのにです。
詳しい比較インプレッションは下記を参照ください↓
まとめ
ガストネード110Sは、安くて良いルアーだと思います。
気になる点は大きな問題ではありませんが、次回の生産ロットで改善してほしいです。
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