ブラックバスは音や波動をどこで感じているのか。側線や聴覚器官はもちろん、顎下や顔回りにも水圧の変化や水の流れを感じとりる器官があります。
ブラックバスのアゴ下に点々とあるクボミ
デカバスを釣った時、アゴに小さな窪みがあるのに気づいた事ありませんか? 写真のような肉厚アゴのデカバスほど、窪みが目立つと思います。それから、エラ蓋に変な模様みたいのがありますよね。
バスの側線管と側線孔
バスの魚体側面、中央付近の鱗の中に点々とある「側線」で水の振動を感じとることはよく知られてますが、アゴ下の小さな窪みも側線に似た器官(皮下に側線管、窪みは側線孔)であり、水圧の変化や水の流れを感じとります。
バスは目線より上の餌を獲るのが得意だと思います。逆に、ボトムの餌を獲るのはちょっと下手くそな感じで、下顎に外掛かりしたりします。アゴ下は、バスの目からは死角で見づらいから、この側線器官を頼りにしてバイトする傾向があると思われます。
バスのアゴの延長上にある「変な模様」
アゴの延長上にある「変な模様」の部分も皮下の側線管に関連すると思われます。
この話のソースは、両目が見えないバスの話でも書いたジョーンズ博士の本(英文)で、それを見る限りではボディの「側線」と顔周りの「側線器官」では少々仕組みが違うようです。
目が見えなくてもバスの口はルアーを捕らえる
バイブレーションの速巻きにバイトしてきたのは、両目が見えなくなっているデカバスでした。つまり、ルアーの波動や水流を感じてバイトしてきたと思われます(バイブはサイレントタイプ)。
アゴの窪みはスモールマウスバスのほうが目立つ
アゴの窪みは、スモールマウスのほうが目立ち発達しているように見えます(下記参照)。ラージよりも”流れ”に適応しているからと思われます。
知っている方がいらしたら教えてほしいのですが、スモールマウスバスのあごの下に左右4個ずつあるこの窪み、これは何かの器官なのでしょうか…?写真はスモールの小バスですが、大人になってもあります。何故かラージには小バスのうちはこれがなくて、大人になると出てきます。以前から気になってて… pic.twitter.com/WlVbYcBcX6
— 野尻湖釣具店 (@nojiriko_gear) 2017年10月4日
おっしゃるように、皮下にある側線管(水流や水圧を感じる器官)のところどころに側線孔が開いている…という感じのようです
— つかじー@蛇の道は蛇バス釣り (@tukajii) 2017年10月4日
コメント
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