雄蛇ヶ池に田辺哲男プロ、再び。まだ蓮が覆い茂る初秋の雄蛇ヶ池、それはソウギョ放流の翌年(2007年)でした。
写真はポンプ小屋付近から堰堤方向を撮影したもの。北岸の蓮群落の帯、リリーパッドが延々と続いているのが見える。しかし、この時すでに雄蛇ヶ池では明確な異変が起きていた。
ぶ厚く池を覆いつくすはずのウィード。例年同時期には池の大部分で水面に達するほど繁茂していたウィードが、この夏にはほとんど消えてしまっていた。写真では分かりづらいが蓮がないエリアがまるっきりのオープンウォーターになり蓮の中のウィードさえもすっかり消えてしまった。
この年はソウギョ放流の翌年。短絡的にソウギョのしわざだろうと思ったが、たった1年後のあまりの激変ぶりに「ソウギョのせいじゃない、他の原因があるはずだ」と言っている人も多かった。それくらい信じがたい激変だった。
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雄蛇ヶ池で私が田辺さんに遭遇したのは2007年9月12日。「Go for it! GAME87 9月の雄蛇ヶ池/釣りビジョン」のロケでした。
田辺さんは蓮のアウトサイドを中心にテキサスリグらしきもので撃っていた。しばらく見ていると、1本キャッチしたときに「痩せてるのが多いね。コンディション悪いよな。草魚なんか入れちゃうからだよ…」などと田辺さんの声が聞こえてきた。
次の写真は移動中の様子。田辺さんは「エレキ踏むとだめだ。食わなくなる」と言って、蓮のエッジを立ったままオールで漕いで移動。追従する撮影艇ももちろんエレキを使わずについていく。これが非常に印象的でした。
このオジャガ池取材の後、田辺さんは次のように言っています。
「何と前まであんなにあったウィードが全く無くなっているのである。水はアオコが攪拌してしまっていて白っぽい変な色。どうなっちゃっているんだというか、ここまでかとびっくり。昨年の秋、雄蛇ヶ池に草魚を放したと聞いたとき、嘘だろと思ったのだがまさかいきなりここまでやっちゃうとは想像を絶するパワーだ…」
「日本であれだけのハスやウィードがあって、しかもレンタルボートもあるバス釣り場は俺が知っている限り他には無い。本来であれば特別な扱いを受けてもいいぐらいな希少な水域をなぜ…」
●引用元の記事/魁!!田辺塾
http://tanabefun.com/blog/2007/11/go_for_2.html
こんな事を言うくらいですから、雄蛇ヶ池は田辺さんのお気に入りフィールドだったのでしょう。
そして、田辺さんの心配をよそにその後の雄蛇ヶ池で起こった事。それは「記録的なデカバスラッシュ」でした。関東ではありえないぐらい50UPが出るようになり、大勢のバサーがつめかけた。
秋はウィードや蓮が消えたオープンウォーターで巻物の釣りが効果的になった。ベジテーションジャングルに隠れていた小魚がオープンウォーターに開放され、オープンウォーターのベイトフィッシュ密度は濃い状態だった。そのベイトフィッシュを散らすことがデカバスのリアクションバイトを誘発。秋は特にそんな釣りが効いた。
しかし、デカバスラッシュはつかの間の宴だった。水草がなくなることはその中にいた生物にとっての死活問題。水草のジャングルに育まれていた生命はオープンウォーターにさらされ、いろいろな生物が減少した。もちろんバスの個体数も減少し釣果は悪化した。
田辺哲男プロと雄蛇ヶ池(前編)
(備忘録です。暇な時にでも読んでください) それは2005年11月25日のこと。すでに冬の足音が聞こえ始めた雄蛇ヶ池。蓮が枯れてから1ヶ月以上の時間が経ち、枯れ蓮が徐々に水中へと落ちていく、そんな時期。 当時の雄蛇ヶ池は、ウィードが池全体に
コメント
こんばんは 中Z です。
どうして草魚を放したんですかね?
水草が沢山生えて邪魔だったからですかね?
自然を自然のままにしておけない
役所人の仕業ですか?
失った自然は回復するのに膨大な時間がかかるのに・・・・
残念な事ですね(涙
ウィードが減って一時的にデカイのが釣れる現象は旧吉野川でも去年、一昨年くらいにあったみたいです…(良く見るブログで旧吉をメインにしている方が記事にしてました)
どれくらいの時間がかかるか見当もつきませんが、一日も早いウィードパラダイスが復活するのを祈ってます‼
まぁTackさんの方が何倍も願っているとは思いますがw
かれこれ何年も記事を見させて頂いております。年に何度かですが自分がオジャガに顔を出すようになったのはこの記事の頃からでしょう。
つかじーさんのHPとのギャップに驚きつつ、わずかなウィードの間にフロッグを投げたのを思い出します。
ウィードが消えていく様を回顧される度にやはり胸が痛みますね。
ただ一つ気づいたのは、確かに環境の激変により旧のデカバスは減ったかもしれませんが、昨年辺りから中型サイズの体型や発色が良くなったように感じます。
完全な憶測ですが新しいバスが新しい環境で爆発的に増えるソウギョの幼魚を食い始めたのかなぁと想像してます。
ウィードの回復にはすぐには結ばれなくても新たなバスの生態系が確率されていくのかなぁと淡く期待をしております。雷魚には辛いでしょうが。
中Zさん、どうもです!
> どうして草魚を放したんですかね?水草が沢山生えて邪魔だったからですかね?
まぁ、そういうことです。
当時役所に問い合わせしたのですが、わたしが話をした方は、ウィードが枯れて黄色くなったときに景観が悪いからと言ってました。
ボート店的には、エレキで移動しにくいぐらいになってしまうと困るし、難易度が上がって釣果も落ちるということで、放流に積極的だったのでしょう。
ただ、放流した側も「減らしたい」という意図であり、ウィード蓮までもほとんど無くなってしまったことは予想外だったと思われます。それは放流量をかなり控えめにしたとの事からもうかがえます。
生態系操作(バイオマニュピレーション)で自然をコントロールするのは難しいということでしょう。人間の浅知恵という言葉が適当なのかもしれませんね。
メンタイさん、どうもです!
旧吉でもそうだったんですか。
旧吉はなぜウィードが減ってしまったんですかね…
Tackさんのようにウィードがなくても好んで通う人もいるわけだし、何事も前向きに捉えましょうということで、気長に待ちます^^
καωαさん、はじめまして^^
コメントありがとうございます!
> 昨年辺りから中型サイス゛の体型や発色が良くなったように感じます。
そうですね。わたしもそう感じます。
最初は餌不足で痩せバスが増えて、
その後バスが減ってきて(特にデカバス)、
おそらく今はバスと餌になる生物の量がバランスしてきたのでしょう。前みたいに不健康なバスが釣れることがほとんどなくなりました。
> バスが新しい環境で爆発的に増えるソウギョの幼魚を食い始めたのかなぁと想像してます。
草魚はある程度以上の大河でなければ繁殖できないらしく、雄蛇ヶ池のような止水域での繁殖は無理なようですよ。
> 雷魚には辛いでしょうが。
そうですね。雷魚は水草がないと巣がつくれず、繁殖は困難ですね。
かわいそうですよね。
おお、この田辺さんの写真、つかじーさんのブログで前に見かけたような。もう、これ以来、来てないでしょうね。早く、写真にあるような、ハスカバーにジグを入れ込んで釣れるような日がくることを祈るばかりです。しかし、シャダーベイトのパールホワイトのトレーラー、渋いですね。
Tackさん、どうもです!
はい。田辺さん来てないでしょうね。。今の池に来る理由がないですよね。
まぁ気長に待ちましょう。
家康の心境ですw。
こんばんわ~^^
外来種の意図的な放流による生態系の変化がこんな一面でもあったんですね・・・
通常は、バスやギルなどフィッシュイーターが標的にされることはあっても
ソウギョなんて、そうそう話題に上がりませんし・・・
こんな実害が起こっているのを初めて知りました><
ソウギョしかり、バスしかり、これ以上繁殖域を増やさないようにしないといけないかもしれませんね。
色々考えさせられる記事で参考になりました^^
主夫パパさん、
コメントありがとうございます!^^
そうですね。
バスも草魚も外来魚なわけで。
草魚を放流したことでバスが減ってしまったということで、
なんというか、なかなか微妙な話なんです。
自然相手ですから人間の思うようにはいかないものですね。。
去年3月2日 3月22日
茨城県土浦駅歩き霞ヶ浦西浦
阿見町坂之下
ジャングル木 葦 海 雪 しぶき氷
ラバージグ クロー
大型ラージ黒目赤
大型ラージ金目赤釣る
3 5年前2月9日
茨城県霞ヶ浦阿見町自衛隊基地予科錬前
消波ブロック前 大海 大型 超大型ラージ
黒金 金目赤を小型ポッパー 雪の中釣る
2月1日 深田遺跡 グリスシャッド7.5
2月5日 深田遺跡 ラバージグ クロー
雪 しぶき氷 雪降る 深田遺跡 大型ラージ釣る
ウルトラGTR20LBナイロン
磯バーマックス超強力ナイロン6号7号
モンスターバトルPE100LB PE80LB
バスロッドM L XX XH
霞ヶ浦 阿見町釣れればでかい
今日2月9日 仕事だ