バックスライドセッティングでワームを使う時、カバー奥へ入っていくほどミスが増えると思います。カバーでの細軸フック使用が妙手だというお話。
バックスライドセッティングでカバーを撃つ
カバーといってもいろいろありますが、たとえば写真のカバーにバックスライドワームを撃つとします。オカッパリでは、立ち位置の足元が不安定なことも多いと思います。
そういう場合、ミスが起こる確立は高くなると思います。
喰わせることとフッキングパワーが相反する状況
上の写真のような場所で、無理して遠目を撃つことがけっこうあります。メジャー場なら手前はみんなが撃つので期待薄だからです。カバーの奥に魚が入りやすい状況もあります。
でも、無理して遠目を撃って、おまけに足場も悪ければ、フッキングパワー不足になって獲り損なうことがあると思います。
また、雄蛇ヶ池のような浅い岸際カバーが多いフィールドは、極力ディスタンスを取ることが有利でもあります。
喰わせることと、フッキングパワーは、相反する状況がよくあります。
バックスライドにはヘビータックルと強靭な肉体?
バックスライド系クローワームは、#5/0や#6/0などの大きいフックを使うことが多いです。
一般的には、ヘビーパワーのタックルで掛けてぶち抜くことをイメージすると思います。とはいえ、タックルが限定されるオカッパリでは、カバー撃ち専用のパワーのあるロッドを使うとも限りません。
ヘビーパワーのタックルと強靭な肉体で掛けて獲る、それ以外の策もあります。
細軸とバーブの低さで掛ける
掛かりやすさはフック形状によるところですが、それだけではありませんよね。
フッキングパワーが弱くても、その分だけ細軸でバーブが低ければ貫通できます。下の写真は私がよく使う#6/0のオフセットフックですが、使い比べた実感値として貫通力にけっこうな差があります。
細いほうは、がまかつのエリートツアラー316R(モリゾーのやつ)。価格は高いですが、細いわりに強いです。フックも進化し、細軸フックでも昔より強くなってると思います。
複数のメーカーからいろいろなフックが出ていて選択肢は多いです。ややもするとフック形状だけに囚われがちですが、軸の細さやバーブの低さなども含めて吟味するべきと思います。
フリッパーのカケヅカさんが、オフセットフックのサイズとゲイプの違いについて書いてました↓
リューギのインフィニは、軸は太いのですがバーブがすごく小さいタイプで、これも少ない力で掛かりやすいと思います。
カバージグでも同じことが言える
カバージグでも同じことで、わたしは細軸と使い分けてます。写真で、上がOSPのゼロワン、下がマムシジグ。フックにかなりの差があり、マムシジグは細軸でバーブが小さく弱いフッキングパワーでも掛けられます。
ブラシガードもあるので、カバージグのほうが影響大きいかもしれません。ただし、マムシのフックはゼロワンのように長持ちしないです。
まとめ
少ないフッキングパワーで掛かることをうまく利用し、獲れる魚を増やすことができると思います。
コメント
なるほど。バーブもポイントなんですね!使うワームにもよりますが、ファットイカなどのワームの場合はどのフックを使用しますか?私は結構インフィニ使ってます。ただ、フッキング重視でフックが外向きになってる分、根掛かりはしやすいですね。
あとナローゲイプを推奨するプロもいますが、あれはつかじーさん的にはどうなんでしょう。
Tackさん、どうもです!
ファットイカですか。316Rの#5/0を使ってます。インフィニはちょっと使っただけですが、たしかに根掛かりしやすい印象あります…。
ナローゲイプはありかもしれませんが使ってません笑。
お疲れ様です。
仲間内の大会時は夜なべしてバーブと軸をカリカリ削って研いでます。
釣り行く前に疲れてます 笑
再来週あたり雄蛇ヶ池おじゃまします。
房総族さん、どうもです!
削ってますか~いいですね~笑
タフだと思いますけど楽しんでください(^^)