よくプロが説明するバックラッシュの直し方とは違います。ネットで探してもそういう一般的な直し方しか出てこないのでこれを書きました。
重症のバックラッシュでは、普通のやり方がむしろ逆効果になり、それが原因でほどけなくなることも…。普通の直し方との使い分けもポイントです。
重症バックラッシュ
リールも進化したし、昔ほどはバックラッシュしません。でも、何かに引っ掛けたりして重症になること、ありますよね。
上は、実際にやってしまったバックラ直後の写真です。後ろの木の枝に引っ掛けて思いっきりバックラッシュしましたw。おそらくMAXかと。
かなり深い所までラインが緩んで浮いている状態。スプールが回りそうもないくらいです。でも、あきらめてはいけません。
重症時に、やってはいけないこと&やること
これは、あくまで重症バックラッシュの時の話です。バックラッシュ直後、最初が肝心です。
やってはいけないこと
ラインを引っ張ってスプールを逆回転させる。ラインをひっぱって引き出す。ハンドルを回す。(つまり、普通の方法で治そうとするのがダメ)
やること
親指でスプールを逆回転させてラインを放出していく。バックラ直後のラインの緩みをできるだけキープしながら、スプールを逆回転させてラインを放出する。
最初は膨らんだラインがスプールの回転を邪魔します。そうなっても決してラインを引っぱらないこと。ラインを引き出してスプールを回すと事態は悪化します。ちょっとずつでもいいから、指でスプールを逆回転させていきます。逆回転が進めば浮いてるラインが徐々に減っていき、だんだん逆回転させやすくなっていきますので最初は根気よくやります。
とにかく序盤が肝心です。指で逆回転させていき、引っかかって回らなくなったら、よく見て、もつれに関係ある部分のラインだけに最小限に触ってほどくことです。上記のことを守っていれば、意外に簡単にほどけます。
途中から普通の方法に切り替える
次の写真は、このやり方でほどいていき、三回目の引っかかりをほどいてクリアしたところです。浮いてるラインがだいぶ減りました。ここまでで17〜8分かかってます。
でも、ここまでくれば中程度のバックラッシュと同じです。この先は普通の直し方で大丈夫なので、ラインを引っ張って放出させていき、あと数分で解消できました。
ラインを引っ張りだす行為によって事態が悪化する
重症時にこのようにする理由は単純です。バックラッシュ直後は、ラインが大量に緩んでいるだけでラインのもつれはあまりないのです。しかし、ラインを引っ張りだす行為によって、浮いているラインが徐々に締まっていき、結果的にラインのもつれが酷くなっていきます。ハンドルを回す行為も事を悪化させる要因になります。
この方法は、指で逆回転させるのに時間がかかりますが、絡まりが軽症になるので絡まった部分をほどくことに掛かる時間は少ないです。
まとめ
ロッド一本の釣行時、ラインを無駄にしたくない時、ありますよね。そういうとき、20~30分ほど掛かりますがほぼ直すことができると思います。やらかしがちなビギナーの方も、ぜひお試しください。
バックラッシュの程度が重いならこの方法がBESTだと思います。中~軽度であれば普通の方法を選択します。
コメント
素晴らしい!今度やってみます!
Tackさん、やってみて♪( ´▽`)
今度やってみます
これになると最悪ですもんね!
RINZOさん、どうもです~
ぜひおためしください♪
ZEALの柏木さんが、昔内藤さんとビデオに出てた奴に、
内藤さん流バックラッシュ直し、
てのをやってましたね。
ドラグを締め込んで、
親指でスプールを思い切り押さえつけ、
ハンドルを2回転ほど回します。
その後、クラッチを切ってラインを引っ張り出し、
またラインがももったら同じ事を。
これで、スプールが見えない夜釣りでも、
問題無くなおせますよ。
白パンマンさん、コメントありがとうございます!
はい、それはよくプロの方が説明されてる方法ですね。
それでほどけるなら、もちろんそのほうがよいです。
写真のような酷いレベルは、その方法ではうまくいかないと思います。
そういう場合に試してみてください(^^)
これはなるほどです…!
酷いのやっちまったとき、試してみます(゚∀゚)!!
みかんさん、どうもです~
ぜひやってみて(∩´∀`∩) おすすめです。