1m以上の草魚捕獲で1万円の謝礼@野尻湖
野尻湖は、かつてソウギョを水草除去目的で放流したが、ソウギョ駆除へと転換した。毎日新聞の記事によれば「漁協関係者は『水草を守らなければ地元は衰退の一途』と、背水の陣で駆除を呼びかけている」そうです。賛否あるものの、野尻湖は一歩踏み出したわけです。
野尻湖では水草除去目的で1978年に5000匹ほど放流されたが、38年たった2016年にも100匹~200匹が生き残っていると推定されている(出典wiki)。
写真は雄蛇ヶ池のメーター級ソウギョ。
雄蛇ヶ池はソウギョ放流から10年経過
2006年に草魚を放流した雄蛇ヶ池。約3年で蓮とウィードは食い尽くされ、何もないツルツルの池に変貌した。水草のジャングルを失った池はバスが減り、在来魚含め池の生物すべてが減ることになった。大量の草魚の糞と重度のアオコ現象で水質は悪化した。
写真/異臭を放つ雄蛇ヶ池のアオコ現象(レベル6)
アオコは景観悪化や悪臭くらいの問題とされてきました。ところが近年、アオコが有毒物質を作ることが分かり、海外ではそれによる死亡例もあります。日本では毒性の周知が遅れているのが現状です。(WHOによる基準値勧告あり)
雄蛇ヶ池の水を飲料水に用いていたのは過去の話です。アオコ現象は、一時期の酷さ比べれば、今は落ち着いています。しかし、ボートからの落水時、水を飲まないほうがよいことは明らかです。
雄蛇ヶ池はどうすべきか
この10年、雄蛇ヶ池で会う人と話をするたび、釣り人はもちろん、散策する人、写真が趣味の人、地元の人、
雄蛇ヶ池の草魚は、10年以上経過した今でも少なくても50匹以上は残っていると思われます。個人的には、雄蛇ヶ池も草魚駆除に転換すべきと思っています。しかし、人間の勝手で放流した草魚を今度は殺すことになり、それには否定論があるでしょう。また、駆除によって豊かな生態系が取り戻せたとしても、後味は悪いことでしょう。
止水域では繁殖しないソウギョ
草魚は大規模河川でないと繁殖できず、雄蛇ヶ池のような止水域では繁殖しないと言われてます。国内で繁殖が確認されているのは利根川水系のみ。寿命は10年くらいと言われるものの条件が良ければ20年30年と生きるものがいます。
草魚放流の是非
草魚を放流する行為が、水場管理上は”義”なのでしょうか。そこに疑問を感じます。
少なくても、放流後は継続的な調査を実施し、放流の結果をきちんと評価・公表するべきです。どう良くなって、どう悪くなったのかを。その点で現状は明らかに不十分と思います。
コメント
行ったことありませんが蓮の綺麗なオジャガ行ってみたいですね♪
ただ蓮が戻れば人も増えてゴミやマナーの問題が起き最悪、釣り禁何てことにもなりかねないのでその辺は不安が残りますね(^_^;)
あまり釣れない釣り場でも、釣りができるだけて幸せってこともあるし・・・
何よりソウギョが可哀想過ぎる~(T_T)
思っているより複雑ですね(T_T)
TAIDONさん、コメントありがとうございます!
そうなんです、複雑なんです~
蓮が増えると人が増える?については、蓮で埋まることで難攻不落化するので、そんなには増えないと思います。
観光客が増えるとアングラーがより悪く見られそうで!
ゴミ拾い最近積極的に初めました♪
ゴミ拾いスバラシィ(∩´∀`∩) ウェーイ
難しい問題ですね。
放流した結果が、成功なのか失敗なのか、またはどちらでもないのか。
アングラーではなく、管理者?自治体?の考えが知りたいところです。
今、私たちにできることは関心を持ち続けることだと思っています。
マクソンさん、どうもです!
そうなんですよね、おっしゃるとおり。情報が公開されないというか、どうも謎が多いです笑