バスを空気中に放置する実験。生存率は驚きの結果!バスのリリースはどれくらい急ぐべきか?

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写真は、トークが長くリリースまでに時間掛かるとよく指摘されている金森隆志さん(ロドリの記事より)。バスのリリースをどれくらい急ぐべきかは、バスアングラーにとってのジレンマですよね。

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ブラックバスを空気中に放置。その生存率

千葉県水産総研の研究報告に、ドストレートな実験データがありました。亀山湖のバス資源評価に用いるため行われた実験だそうです。

20分間の空気中放置後に回復率100%。

しかも、実験は気温30度以上(真夏)で実施。

そして75日後の生存率も100%。

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(出典:オオクチバスの空中曝露後の生存率

試験2はもっと酷なものです。45分で生存率50%・・・。詳細は上のリンク先PDFを見てください。

リリース責任を果たす

上記は研究実験です。実際の釣り場では、フックによる傷や出血、バスを手で触っている影響、顎などへのダメージ、アフタースポーンだったり体力の衰えた老体バス・・・実験とは異なる状況があります。

ただ、あまり神経質になりすぎなくてもよい、バスはけっこう強いということを、実験結果は示しています。わたしは実際に、数ヶ月おきに4回も同じバスを釣ったことがあるのですが、フックによる傷も癒え魚体は健康そうでした↓

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自分がリリースしたバスがその後も生存してこそ「リリース責任を果たしたことになる」と思います。リリースが早いに越したことはありません。

Love fish & enjoy Bassfishing !!

コメント

  1. haru3 より:

    これは、興味深いです!
    20分放置して良いとは思いませんが、少し安心しました。
    ただ、人間が水の中に20分…とか考えると早く返して上げたいものですね。

    プロのDVD観てると合間合間で水に浸けて休憩?させてるような気がします。(根拠は無いですが)

    • つかじー より:

      haruさん、どうもです~
      そうですね、20分はちょっと現実的じゃないですね。
      たしかに。DVDでそういうシーンを見たような気もします。

  2. マクソン より:

    20分放置でも生存100%なんですね。思ったよりもタフですね。
    ただ、「空中放置」ということなので、限りなくダメージが少ない状態での20分。と考えた方がいいですよね。
    とても勉強になりました。ありがとうございます。

    • つかじー より:

      マクソンさん、どうもです!
      タフですよね、ほんとに。
      「屋外に敷いた合板上に放置」と書いてありました。気温は30度以上です。汗

  3. RINZO より:

    僕もリリースするまでの時間結構気にしてます
    釣りビジョン見ててももっと早くリリースしてよって思います

    生き物ですからね 早いに越したことないですよね!!

    • つかじー より:

      RINZOさん、どうもです!
      コメントありがとうございます。
      おっしゃるとおり、早いに越したことはありません(^o^)

  4. みかん より:

    興味深い記事ありがとうございます。
    これ初めて見ました。2006年とは、随分前にこんな実験してたことに驚きです!ちょうど、外来種問題が一番メディアで取り沙汰されていた時期かもですね。
    実験結果としては空気暴露にある程度耐えられるという印象を受けますが、やはりリリースは早いに越したことはないですね。
    個人的な経験では、ワーム針を飲まれて、それを外すのに時間がかかってしまったときが一番深刻なダメージを与えてしまう気がします。

    • つかじー より:

      みかんさん、どうもです!
      10年くらい前によしさんにおしえてもらって知ってました。私のサイトの掲示板を見てた方は、記憶にあるかもしれません。(掲示板なんてもう死語ですねw)このドキュメントは2006年作成ですが、実験は2000年に行われてます。

      たしかに、ワームを飲まれた時の経験、わたしもあります。出血も含めて大きなダメージになってしまったことも経験ありです。。汗

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